1月の自動車国内生産は41%減

[ 2009年2月27日 18:39 ]

 日本自動車工業会が27日発表した1月の自動車国内生産台数は、自動車メーカーが大規模な減産を進めたため前年同月より41・0%減の57万6539台と、4カ月連続で前年実績を下回った。前年同月比で比較可能な1967年以来、最大の下落率となり、昨年11月から3カ月連続で最大下落率を更新した。輸出台数も59・1%減の23万3859台。

 自動車メーカーが、世界同時不況による新車販売不振と、在庫圧縮を進めるため減産を強化したのが響いた。日産自動車や三菱自動車が3月に減産を緩和し、トヨタ自動車も5月から生産台数を引き上げる方針だが、新車販売低迷が続く中で、今後も国内生産台数は低調に推移しそうだ。
 国内生産の車種別は、乗用車が41・2%減の49万4843台、トラックも40・6%減の7万3458台となり、それぞれ過去最大の下落率。バスも26・6%減の8238台だった。
 輸出台数も、比較できる73年以降で過去最大の下落率。主要地域がすべて大幅に減少した。

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2009年2月27日のニュース