ルノー、日産のトップが別々に?

[ 2008年5月2日 23:09 ]

 ダウ・ジョーンズ通信は2日、日産自動車とフランス自動車大手ルノーの両社の社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるカルロス・ゴーン氏が「それぞれの社にCEOがいた以前のシステムにいつか戻るかもしれない」と述べ、2社の経営トップのうち一つを他人に委ねる意向を示唆したと報じた。ポルトガルで記者団に語った。

 ゴーン氏は「1社について後継者を探すのも大変なのに、2社を率いる人を探すのはもっと大変だ」とも述べた。経営トップを他人に委ねる場合、自身がどちらの社にとどまりたいかなど詳細には触れなかったという。
 また、2社の特性を生かしつつ「日産・ルノー連合」を維持する意向を強調し、両社の合併については反対を表明した。
 日産は1999年にルノーの出資を受け、ゴーン氏が派遣された。(共同)

続きを表示

2008年5月2日のニュース