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独自選定!年間最高試合【後編】“井上家”が3試合ランクイン「実現させた陣営も素晴らしい」

[ 2026年1月26日 16:05 ]

7回、アフマダリエフに強烈な右をボディーに突き刺す井上尚弥(撮影・島崎忠彦)
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 日本、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級元王者で、Wake Rise BOXING FITNESS会長の和気慎吾氏(38)が、自身のYouTube「和氣慎吾のリーゼントチャンネル」を更新。2025年の年間最高試合ベスト5を独自選定した【後編】。

 チャンネル独自目線で選んだ年間最高試合。2試合ずつ選んだ4~5位に続いてのベスト3は“井上家”が独占。1位に輝いたのはある意味で日本ボクシング界を変えた一戦だった。

 3位 世界スーパーバンタム級4団体防衛戦(5月5日・米ラスベガス)統一王者・井上尚弥(32=大橋)VS 挑戦者ラモン・カルデナス(29=メキシコ)

 絶対王者・尚弥が2ラウンドに左フックでダウンを浴びる不穏な立ち上がり。

 フレアボクシングジムの赤井祥彦会長は「井上選手のダウンで心臓が止まりかけた。でも、そこからの井上選手の建て直しが凄かった」と“敵地”でも冷静な試合運びで8ラウンドのラッシュでTKO勝ちした王者の試合運びを称えた。

 2位 世界スーパーバンタム級4団体防衛戦(9月14日・名古屋IGアリーナ)統一王者・井上尚弥(32=大橋)が、WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)

 尚弥がジョー・ルイスとフロイド・メイウェザー(ともに米国)に並ぶ、歴代1位の世界戦26連勝を飾った一戦。

 2019年のドネア戦以来6年ぶりの判定防衛だったが、最強挑戦者の呼び声も高かったアフマダリエフを相手の“パーフェクトゲーム”でむしろ評価を上げた試合だった。

 和気氏も「違う尚弥が見られた。勝利に徹すればここまで完ぺきなのか」と舌を巻いた。

 1位 WBC世界バンタム級王座決定戦(11月24日・トヨタアリーナ東京) 同級1位・那須川天心(27=帝拳)VS 同級2位・井上拓真(29=大橋)

 赤井氏は「これは思い入れがある一戦」と振り返った。チャンネルではランキングを元に真っ先にカードを予想した。

 この予想に対し、「やるわけない」「両陣営ともに負けたら得しない」と実現しないだろうという下馬評が上回った。

 赤井氏は「普通誰もやらないだろうと思う。これを実現させた帝拳陣営、大橋陣営も素晴らしかった」と称えた。

 天心は無敗で世界王者へレールが敷かれていると思われた中で、あえて元世界王者で“井上家”の壁突破に挑んだ。

 逆に拓真は負ければすべてを失いかねない試合。これまでなら避けて通る危険なマッチメークが実現。日本中のボクシングファンを真っ二つに分けて勝敗予想合戦に巻き込んだ。

 ある意味で日本ボクシング界の流れを変えた一戦。試合もまた名勝負のうち、拓真が貫禄の3―0判定勝利を飾った。

 和気氏は「2026年はこれを超える試合ありますか?」と投げかけた。

 赤井氏は「5月の世紀の一戦ですよ。世界が注目するパウンド・フォー・パウンド上位の日本人2人の試合ですから。お互い全盛期でブチ当たる。2026年の1位はこれです」と、東京ドーム開催を予定する井上尚弥VS中谷潤人の試合を早くも今年の最高試合と予想した。
 

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