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亀田京之介に判定勝ちのピカソ 尚弥戦アピール失敗も「武器をどう磨くか」アフマダリエフ戦は現地観戦予定

[ 2025年7月20日 10:40 ]

プロボクシング スーパーバンタム級10回戦   〇アラン・ピカソ(メキシコ)<判定>亀田京之介(TMK)● ( 2025年7月19日    米ネバダ州ラスベガス MGMグランド・ガーデンアリーナ )

亀田京之介に判定勝ちしたピカソ(撮影・杉浦大介通信員)
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 WBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(24=メキシコ)が、亀田3兄弟のいとこでWBC世界フェザー級23位の亀田京之介(26=TMK)に2―0の判定勝ちを収めた。

 12月にサウジアラビアで計画される「リヤド・シーズン」で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)の相手候補に浮上しているが、決定力を欠く内容に終始。パンチの被弾も目立つなど、判定はジャッジ1人がドローの2―0(95―95、97―93、98―92)と亀田に苦戦する内容に終わった。それでも浮上する尚弥戦に向けて「自分たちの価値を証明する準備ができた」と自信を示した。
(インタビュー・杉浦大介通信員)

 ――井上戦に向けて自分を際立たせることができたと思うか。

 「もちろんだ。7歳でボクシングを始めてから17年間ずっと待ち続けてきたことだ。この試合は本当に厳しくて、複雑なものだったが、乗り越えることができた。そして今、自分たちの価値を証明する準備ができた。これこそが私たちが待っていた瞬間であり、全力でつかみにいくよ」

 ――亀田と戦い、アグレッシブな日本人選手のスタイルを学べたと思うか。

 「たくさん学ぶことがあった。この試合の展開には本当に感謝してる。タフで、誇り高いスタイルだった。どれだけボディーを打って弱らせようとしても、彼はずっと前に出てきた。間違いなく質の高い相手で、次の試合に向けて考えるべき教訓をいくつも与えてくれた」 

 ――亀田のパワーをどう思ったか。

 「思っていたよりも強かった。もっと楽な試合になると思っていた。彼は間違いなくすべてを出して挑んできた」

 ――1月の井上戦が実現せず、準備できたことは結果的によかったと思うか。

 「もちろんだ。ボクシングでも人生でも、学ぶべきことは常にある。この試合は間違いなく、自分にとって価値のある教訓を与えてくれた。それを持ち帰ってジムで取り組めるのは大きいし、次に戦う相手(=井上)は全く違うスタイルになるだろうけど、それでも今日得たものはすごく重要だ」 

 ――井上戦は誰かに確約されているのか。

 「もう何カ月も前から話題になってきたことだ。(この階級で)No.1同士の対戦だから、もう本当にそろそろ実現させる時だと思う」

 ――9月、井上対アフマダリエフ戦で来日するつもりか。

 「9月に行くつもりではいる。彼(井上)のパワーと実力を実際にこの目で確かめるチャンスをもらえるといいね。目の前にどれだけの存在がいるのかを、見てみたいと思っている」

 ――なぜ自分が井上を倒せると思うのか、と聞かれたら何と答えるのか。

 「井上を倒すための秘密なんてない。特別な秘密兵器があるわけじゃなくて、大事なのは学ぶことだ。自分がすべてを分かってるなんてふりは絶対にしない。学び続けて、成長する――それが自分の目指すところ。ただ、武器がないわけじゃない。特に長い距離での戦いや、ボディーへの攻撃は井上にとって厄介なものになると思ってる。あとは、それらの武器をどう磨いて、どう活かしていくか。そこがすべてだ」

 ――大学で神経学を学んでいるということだが、学業の状況は。

 「実はもうすぐ卒業なんだ。かなり先まで進んでいて、楽しみにしてる。ボクシングに貢献したいと思っていて、神経科学の視点から競技や選手たちをサポートできたらと思っている。今は世界チャンピオンになることが最優先だけど、将来的には神経科学の分野でも何かしらのインパクトを残したい。ノーベル賞を取るのも夢のひとつ。どうなるかは分からないけどね」

 ――いつ卒業予定なのか。

 「学士号(バチェラー)を12月下旬に卒業予定だ」

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