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世界初挑戦の高見亨介が堂々の中盤KO予告「“元気だなこいつ”と思わせたい」 強心臓23歳が名門背負う

[ 2025年7月18日 15:24 ]

プロボクシング U-NEXT BOXING.3 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ   エリック・ロサ《12回戦》高見亨介 ( 2025年7月30日    横浜BUNTAI )

練習を公開した高見
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 WBA世界ライトフライ級1位の高見亨介(23=帝拳、9勝7KO)が18日、王者エリック・ロサ(25=ドミニカ共和国、8勝2KO)との世界初挑戦に向け、都内の所属ジムで練習を公開した。

 プロ10戦目で初の世界王座奪取を目指す新スター候補は「自分のボクシング人生の分岐点になる。早く試合がしたいし、楽しみな思いが強い」と高揚感を口に。「自分はまだ23歳でイケイケの若手。若々しさや生き生きとした戦いで“そこまでいくんだ”“元気だなこいつ”と思わせる試合をしたい」と笑顔を見せた。

 この日は同門で、9月14日(IGアリーナ)に世界初挑戦が決まった、WBA世界同級2位の松本流星(26)と2ラウンドのスパーリングを披露。強烈な右カウンターに左右のボディー、右アッパーと多彩なパンチを繰り出すと、プレッシャーをかけ続けた2ラウンド目には、相手に何度もロープを背負わせた。「ロサはディフェンシブな戦いもするのでああいった展開も想定している。プレスと手数とパワーでつぶせるか」と話し「早ければ早い方がありがたい。6ラウンドあたりで仕留められたら」と「ミニ・バックマン(小さなパッキャオ)」の愛称を持つ2階級制覇王者との戦いを前に、さらりと中盤KOを言ってのけた。

 所属ジムの本田明彦会長が「ジムで一番生意気」と話す強心臓ぶりが魅力。初めての公開練習にも動じることなく、雰囲気を存分に味わった。「大勢の方に見られるのは試合と似ていると思う。いい経験ができた」と減量期間中にも関わらず、6ラウンド切れのある動きを披露し全力を出し切った。「もう終わらせてください。張り切り過ぎました」と練習後は舌を出しながらも「注目された方が燃える。もっと見てくれ、もっと見せたい、という気持ちですよ」と大物ぶりをうかがわせた。

 世界初挑戦に向け、中学時代から指導を受ける田中繊大トレーナーに加え、オーギー・サンチェス・トレーナーもチームに加わった。アマチュア時代には元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(48=米国)にも勝った経験のある“名伯楽”の下で調整。「現役時代の話は聞いた事はないが、真面目な方で僕のおちゃらけた感じを正してくれる。それはプラスかな」と独特の表現で感謝。プロ初のサウスポーとの対決にも、元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(31=ワタナベ)らとスパーを重ねて対策は万全。「いい手応え。全体的にいい内容」とスタミナも強化し、初の12回戦にも不安はない。

 今年3月に前WBO世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(29)が王座陥落して以来、名門・帝拳ジムに日本人世界王者は不在。ただ「一番下っ端の自分がここで一発で獲って、ジムを勢い付かせたい」と名門を背負って立つ覚悟は備わっている。勝てばWBO世界ウエルター級王者ブライアン・ノーマン(24=米国)を超える、現役最年少の男子世界王者誕生となる。「階級は違えど記録でなら勝てる。ノーマンに勝ちたいですね」と笑うと「よく“世界獲ったら人生変わる”と聞くので、どれくらい変わるものなのか楽しみ。期待されているのでしっかり勝ちたい」。世界3階級制覇を掲げるホープが、まずは初の大舞台で世界を驚かせてみせる。

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