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中谷潤人 次戦は尚弥からダウン奪った難敵が浮上 「打ち勝てるフィジカル強化したい」Sバンタム転級濃厚

[ 2025年6月10日 05:00 ]

中谷潤人
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 プロボクシングWBC&IBF世界バンタム級統一王者となった中谷潤人(27=M・T)が西田凌佑(28=六島)との王座統一戦から一夜明けた9日、都内で会見した。来年5月に内定する世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)との東京ドーム決戦に備え、次戦で転級することが濃厚。相手候補にはWBA同級1位ラモン・カルデナス(29=米国)が浮上していることも判明し、実現すれば井上戦に向けた最高の試金石となりそうだ。

 中谷は傷ひとつない顔で会見場に現れた。前IBF同級王者・西田に6回終了TKO勝ちし、事実上のバンタム級最強を証明。2本に増えたベルトを前に「ケガもないので早くやりたい。強くなるために時間を使っていきたい」と早くも視線は次のステージに向けられていた。

 もはやバンタム級でやり残したことはない。「そこまでベルトを守りたいという思いはない」と明かすと「いろんな選択肢がある中でスーパーバンタム級に行くことも強く思っている」と転級への思いを認め、両王座を返上して井上戦に備えることを示唆した。

 来年5月までに1、2試合、同級で経験を積む考え。中谷をプロモートする帝拳ジムの本田明彦会長によると初戦は上位の世界ランカーとの対決になり、相手候補には先月、井上と米ラスベガスで対戦したWBA1位カルデナスも浮上しているという。井上に8回TKO負けも、2回にダウンを奪った難敵で、実現すれば同級での今後を占う重要な一戦となりそうだ。

 「よりスピードもパワーも上がっていくと思う」と転級後の自身の伸びしろを期待する中谷は「相手も大きくなるので、その分プレッシャーも強くなる。打ち勝てるフィジカルは強化したい」とさらなるレベルアップを目指す。前夜に見せた“超攻撃特化型”スタイルは西田戦限定。「あの戦いを井上選手相手にやるのはナンセンス。そこはしっかり仕上げます」と頂上決戦へ向けた牙を研ぐ。 (伊東 慶久)

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