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元IBF世界王者 37歳・尾川堅一「もう一度世界一になるために」 日本最年長世界王座奪取更新も意欲

[ 2025年4月4日 15:21 ]

プロボクシングスーパーフェザー級10回戦   尾川堅一(帝拳)《10回戦》メルチョール・ロダ(フィリピン) ( 2025年4月5日    東京・後楽園ホール )

前日計量をパスした尾川(左)とロダ 
Photo By スポニチ

 元IBF世界スーパーフェザー級王者でWBO世界同級3位の尾川堅一(37=帝拳)が4日、ノンタイトル10回戦の前日計量に臨み58・8キロでパス。「練習してきたことを出せば、自ずとKOになると思う。楽しみに見ていてほしい」と2戦連続KO勝利へ意欲を口にした。

 1年1カ月ぶりとなった昨年10月の一戦以来、約6カ月ぶりのリング。「常に(スーパーフェザー級の)体重はつくっていたので、もう少し早くてもよかった」としながら「その分、練習でいろんなことができた」と前向き。調整期間は「新しいことを試した」と重心の位置を下げることに取り組み、トレーナーだけでなく、スパー相手を務めた4回戦の同門選手にも意見を求めた。ガードの高さの改善にもつながり「跳ねるボクシングは僕の醍醐味だったが、ちょっとやり過ぎていた。いい時の自分を思い出せたので、あとは試合でいか出せるか」と言い聞かせる。2月に37歳を迎えたばかりだが「新しいことにどんどん挑戦して成長したいな」とあくなき向上心が原動力となっている。

 尾川は22年6月、英カーディフでジョー・コーディナ(英国)に2回KO負けで王座から陥落。23年4月に再起に成功してからは3連勝中で、前日に更新されたWBOの世界ランキングでは3位に浮上。「モチベーションになる」と世界再挑戦の機会をうかがっている。見据えるのは長谷川穗積の持つ35歳9カ月を更新する国内最年長の世界王座奪取。さらに来月には前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(36=志成)がWBA王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)との再戦に臨み、勝てば36歳1カ月での世界王座奪取となる。

 「僕は井岡選手が勝つと思っている。そうなれば自分がその記録をすぐに更新したいし、そこはやっぱり狙っている」とニヤリ。年齢については「やっぱり気になる。練習ではできても、試合で打たれ弱くなったりする」と危機感を募らせながら「25歳の時より良くなっている感覚はある。気分はずっと若い状態のまま。もう一度世界一になるために確実に勝たなければいけない試合」と気を引き締め、まだまだ健在を証明して見せる。

 興行はU-NEXTで独占生配信される。

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