京口紘人「ボクシングがしたいと思うまでは…」と今後の明言避ける 伊藤雅雪代表への批判は「お門違い」
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プロボクシング前WBA世界ライトフライ級スーパー王者でWBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)が18日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。11日に行われたビンス・パラス戦後の心境を語った。
11日、韓国・仁川パラダイスシティで再戦となったパラスとのフライ級10回戦に臨んだ京口。優勢に試合を進めているように見えたが、判定は97―93が2人、96―94が1人の0―3で敗れ、信じられない表情でリングから降りた。
試合後に自身のSNSで「判定で負けました は?ふざけんな」と判定結果に不満を示すような投稿。YouTubeチャンネルでも「簡単には言えないけど、現役でもう一度という気持ちはないですね。ボクシングをやってきて初めての気持ち。自分を第三者の目線で見た時に“今すぐやめるとか言わなくてもいいんじゃない?”って気持ちもわかるけど、今はボクシングと向き合う自信がないというのが正直な感想です。今はよくわからない感情」と現役引退を示唆するような言葉を口にしていた。
試合から6日経過したが試合直後と気持ちは変わらないという京口。「今も再起する気持ちがなくて…またボクシングがしたいと思うまではゆっくりしたいと思っています。息抜きしながらまたボクシングがしたいと思うまでは、現役続行するかどうかは明言できない」と今後についての明言を避けた。
試合直後は判定結果について熱くなってしまったが、今は冷静になって「ジャッジが見て判断することなので、受け入れるしかないですよね。結果が覆ることはほぼないので」と語った上で、「誤算だったかな…」とつぶやいた。
試合は映像で3度見直したという。「アグレッシブにいけばまた結果は違ったかもしれないけど、たらればだし、僕はまた違った一面を出して勝ちたかったからやりたいことをやれた。強いて言うならロープに詰まっていた時間をもっと減らせばよかった」と反省した。
その上で「厳しめに見ても96―94かなと…普通に見ても97―93かなという判定だった」と自身の勝利を確信していたとし、「まさか97―93をつけるジャッジが2人いるとはね…悔しいというかこっちが折れるしかないかなって感じかな」とまだ整理できない心境も明かした。
最後に今大会の主催である「トレジャーボクシングプロモーション」の代表で元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏を非難する声については「それはお門違い」と断言した。
「伊藤代表にも感謝してるし、いい環境も作ってくれた。すごいファイトマネーを提示してくれて組んでくれたノンタイトル戦なので、自分は伊藤代表に文句もないです。伊藤代表へ批判するのは違うと思うので、あの日はたまたまビンスの手が上がったっってだけだと解釈してる。中立国だと思っていたし、プロモーターも日本だからホームもアウェーもないと思ってたけど、蓋開けたらああいう結果だったので、ビンスにとってはいい夜だったんじゃないかなと思う」と語った。
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