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亀田和毅 昨年判定負けしたドラミニと再戦決定「負けたら引退」兄からは引退勧告も再起決意

[ 2024年1月25日 13:28 ]

亀田和毅
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 プロボクシング元世界2階級制覇王者の亀田和毅(32=TMK)が25日、都内で記者会見を行い、3月31日に名古屋国際会議場でIBF世界フェザー級2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)とフェザー級12回戦で対戦すると発表した。他カードは後日発表される。

 和毅は昨年10月にIBF世界フェザー級2位決定戦でドラミニに判定1―2で敗れ、世界挑戦のチャンスが遠のいていた。今回が再起戦となる。

 プロモーターで、長男の亀田興毅氏は「プロモーターとしても興行を続けていく上で何が重要なのか。注目度、視聴数が大きく影響してくる。その中でやはり亀田和毅はおもしろいコンテンツ。前回結果はどうであれ、3150FIGHTの過去最高の視聴数だった。おもしろいものを見ていただける、お届けできると思ってリマッチをプロモーターとして実現させました」と経緯を説明。念願のリマッチが実現した和毅は「負けたら引退。これは当たり前。同じ相手に負けたら世界を目指せない。それくらいの覚悟を持って次の試合にあがる」と悲壮な覚悟を口にした。

 前回の敗戦から1カ月後に亀田家が集合。興毅や次男の大毅が和毅に引退勧告したことも明かした。興毅はメンタル面の弱さを指摘したことを明かし「大毅も和毅にもうやめとけと。大毅に関しては僕よりきつい。ドライなんで。これ以上やってもボロが出るだけ。昔からスタイル変わることもないし、ここまで結果残せたし、第二の人生にいきなさい」と引退を勧めたという。

 それでも和毅は再戦を直訴。「あんな試合をしていたら見ている人も納得いってない。おもしろい試合ができていなかった。次はみんなが見ててもあいつかわったなという試合をしたい。倒されるならKO負け。勝つんやったらKO勝ちというスタイルで臨んでいこうと思う。あの選手に2回負けたら世界なんか言ってる場合じゃない。負けたら引退しますよ」と言葉に力を込めた。

 現在は現場復帰した亀田3兄弟の父・史郎氏とともに練習に取り組んでいることも明かした和毅。勝てば世界挑戦したい意思も示しつつ「勝てば次につながる。でも、まずは先のことより3月31日。ドラミニを倒して次って感じ。後のことは考えられない。あと2カ月ちょっとハードなトレーニングをしてみんなが見てもよかったな、楽しいなと言ってもらえるような試合をしたいと思います」と意気込んでいた。

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