×

京口紘人 井上尚弥のかすかな異変を指摘「モンスターらしくないムキになるパンチあった」

[ 2023年12月26日 22:54 ]

WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 ( 2023年12月26日    有明アリーナ )

<世界スーパーバンタム級4団体王者統一戦 井上尚弥・マーロン・タパレス>10回、フィニッシュブローとなった右を叩き込む井上(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 元世界2階級王者の京口紘人(29=ワタナベ)が自身のYouTubeを更新。マーロン・タパレス(フィリピン)を10回TKOで下し、2階級4団体統一に成功した井上尚弥(大橋)の戦いを振り返った。

 京口は最初に「タパレスが思った以上に善戦した」と切り出した。

 予想は4ラウンドで井上のKO勝利だったという。

 タパレスの防御技術やスタミナなど善戦の理由はあるが、京口は「意外にモンスターが上半身と下半身がうまく連動していなかった。ちょっと浮き足じゃないけど前のめりになるというか、気持ち先行でパンチ頼りになる、らしくない、ちょっとムキになるパンチがあったから珍しかった」と井上が本来のパフォーマンスを発揮したわけではないことを指摘した。

 京口は終盤でも「モンスターはポイントは獲ってるけど苛立ってる感じがあった」と続けた。

 判定に持ち込まず、倒して勝ったのはさすがだが「最近にないハラハラした展開もちょこっとあった」と指摘した。

 それでも史上2人目の2階級4団体統一は「やっぱり凄い」と称え、同時に井上に善戦したことで「タパレスは世界的な評価を上げたんじゃない?」と、ベルトを失った敗者にも大きな収穫となる試合だったと話した。

続きを表示

この記事のフォト

「アントニオ猪木」特集記事

「井上尚弥」特集記事

2023年12月26日のニュース