×

【ボクシング全日本】若谷豪が東京五輪代表の森脇下し優勝 パリ消滅の森脇は淡々「それが全てではない」

[ 2023年11月26日 19:17 ]

ボクシング全日本選手権最終日 ( 2023年11月26日    東京・墨田区総合体育館 )

男子ライトヘビー級で優勝した若谷
Photo By スポニチ

 各階級の決勝が行われ、男子ライトヘビー級では東京五輪ミドル級代表の森脇唯人(自衛隊)が若谷豪(愛媛県競技力向上対策本部)に2―3の判定で敗れた。

 21年同級覇者の若谷が荒本一成(奈良県連盟)を破った初戦に続いてまたも大物食いだ。判定結果を聞いてド派手なガッツポーズで勝利を喜んだ若谷は「勝ったのか負けたのか分からず、頭が真っ白になったが応援団の方が喜んでくれたので、そこで初めて勝ったと知ることができた。一番落とせない試合で勝てたことをうれしく思う」と興奮気味に振り返った。

 長身の森脇に対し距離を取りながら試合を進めた。2年前から愛媛県に移住し仕事と競技を両立させている若谷は「大学を卒業して社会人でも競技を続けると決めた時から、オリンピックで金メダルを獲ることを目指している。正直まだまだここがゴールではないので、まずは2月の世界予選で五輪出場を決めて、オリンピックでは金メダルを絶対獲ります」と宣言した。

 一方の森脇は「タッチゲームをし過ぎた。もうちょっと積極性を出さないといけなかった」と悔しさをにじませた。

 パリ五輪の道が断たれたことについては「目標の一つではあったがそれが全てではない。この競技で世界一になることが僕の目標なので、まずはゆっくり休んでから考えます」と今後はプロ転向も視野に入れながら再出発することを誓った。

続きを表示

この記事のフォト

「アントニオ猪木」特集記事

「井上尚弥」特集記事

2023年11月26日のニュース