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3月引退の村田諒太氏がトークショー ゴロフキン戦は「疑念が生まれた」 今後は…

[ 2023年8月11日 18:27 ]

木村氏(右)のトークショーにゲスト参加した村田氏
Photo By スポニチ

 プロボクシング元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太氏(37)が11日、都内で行われた元WBC世界ライトフライ級王者・木村悠氏(39)のトークショーにゲストとして参加した。

 今年3月に現役を引退した村田氏は、22年4月に行われたIBFミドル級王者だったゴロフキン(カザフスタン)との王座統一戦に言及。手応えを感じた2回に「勝てるかも、と思い疑念が生まれた」と無心で戦えなくなったことが試合運びに影響したことを明かした。

 同試合のダウンシーンを試合後、写真で振り返る機会があったといい「ちょっとニコッとした表情をしているんですよ。『やっちまった』みたいな」と村田氏。「やっとボクシング人生を終えられる、とホッとした表情になったんだと思う」と分析した。9回TKO負けという結果に、現在も「いまだに悔しいし反省ばっかり。もう一回やったらどうかなと思うことはある」と苦笑した上で「強さよりも真摯(しんし)な姿勢が印象的だった。その選手と拳を交えられたことは良かった」と感慨深げに話した。

 また19年7月のWBA世界同級タイトルマッチで王者ロブ・ブラント(米国)に2回TKO勝利後には現役引退を考えていたことも告白。「僕の中で見せたいものを見せられた。もういいかな、と当時のマネジャーにも言いました」とスパーリングから完璧な状態に仕上げ、初めて自信を持って臨んだ試合だったことも明かした。

 今後について木村悠氏から「政治家とかスポーツ庁長官、プロモーター」への就任を期待された村田氏は「叩けばほこり出てきますって。あかんて、俺みたいなやつが政治家やったら。ほこりどころかぼろぼろなりますよ」と村田節をさく裂させ、100人超のファンを笑わせていた。

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