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井上拓真と対戦のソリスが公開練習 視察の父・真吾トレーナー「スピードでは拓真についてこれないのでは」

[ 2023年3月31日 14:24 ]

プロボクシングWBA世界バンタム級王座決定戦12回戦 ( 2023年4月8日    東京・有明アリーナ )

公開練習でシャドーボクシングをするソリス
Photo By スポニチ

 元WBA世界スーパーフライ級王者で現バンタム級3位のリボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)が31日、東京・神楽坂の帝拳ジムで同級2位の元WBC同級暫定王者・井上拓真(27=大橋)との王座決定戦へ向けた公開練習を行った。大橋ジムの大橋秀行会長(58)や井上拓の父・真吾トレーナー(51)が視察に訪れた中、ウォーミングアップやシャドーボクシングを披露しただけで、その後は報道陣などを閉め出して調整に取り組んだ。

 30日に来日したソリスは体重がリミットまで残り1・8キロだと明かし、「コンディションは見たとおり100%だ」と自信の表情。井上拓の印象については「普通だ。俺は(練習拠点の)パナマで日本でも最強といわれる選手と戦ってきた。改めて印象を言う必要もない。警戒すべき点もない」と答え、「KOするとは言わないが、判定まで戦う体力を持ってきた。とにかく勝つ」と抱負を述べた。

 シャドーを見た真吾トレーナーは「大きなフットワークは使っていたが、細かいところではスピードは感じなかった。予想よりは大きく感じた。リーチも結構長そう」と感想を口にし、「拓真のペースでいけたらいい。たぶんスピードでは拓真についてこれないのでは」と話した。大橋会長は「(報道陣などを閉め出したのは)体重でナーバスになっているからと思う」と推測する一方で、「体つきを見ても相当いい練習を積んできている感じ。(体重も)余裕じゃないですか」とコメント。それでも「かみ合うと思う。ポイントはスピード。(試合が)長引けば長引くほどく差が出てくると思う」と予想した。

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2023年3月31日のニュース