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那須川天心 合格したボクシングプロライセンスとは?B級は6回戦デビュー可能

[ 2023年2月9日 13:50 ]

<那須川天心プロテスト>計量に臨む那須川(撮影・木村 揚輔)
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 “キックボクシング界の神童”那須川天心(24)が9日に東京・後楽園ホールで6回戦出場が可能なB級のプロテストを受験して合格した。

 プロボクシングライセンスにはA級、B級、C級があり、プロを目指す選手は、基本的にはC級テストを受験することになる。しかしアマチュアで多大な実績があり、全日本ランキング10位以内相当の実績を有する場合はB級テスト受験が可能となる。

 C級のボクサーとは、4回戦(4ラウンド制)で試合を行う選手。4勝するとB級ライセンスへ切り替えられる。ほとんどのボクサーはC級ライセンスを獲得し、コツコツと実績を積んでいく。C級ライセンスは芸能人でも片岡鶴太郎、森脇健児、山本博(ロバート)、山崎静代(南海キャンディーズ)などが取得している。

 今回、那須川が合格したB級ボクサーとは、6回戦(6ラウンド制)で試合を行う選手。2勝すると、A級ライセンスに切り替えられる。アマチュアボクシングや他の格闘技で突出した実績があり、すでに日本ランキングで10位以内の実力があると判断された選手は、B級ライセンスのテストを受けることもある。

 元K―1王者でボクシングに転向した武居由樹もB級ライセンスからプロデビューしている。その中で特例でのA級デビューを申請することもある。過去にB級テストに合格し特例でA級デビューしたのは、池山伊佐巳、米倉健志、ロイヤル小林、石井幸喜、平仲明信、赤城武幸、井上尚弥、但馬ブランドン・ミツロ、堤駿斗の9人がいる。

 A級のボクサーとは、8回戦(8ラウンド制)以上で試合を行う選手。8回戦で1勝すると、10回戦(10ラウンド制・女子は10回戦が最長)や12回戦(12ラウンド制)の試合に出場でき、10回戦以上になれば日本ランキングの対象となる。過去にはロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太が史上初のA級プロテストに合格したがプロデビューは6回戦だった。

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