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日本バンタム級1位・南出仁が優勝賞金1000万円トーナメント参戦に前向き「嫁が…」

[ 2023年2月1日 16:28 ]

3月20日に対戦する日本バンタム級王者・堤聖也(左)と同級1位の南出仁
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 プロボクシング興行会社のDANGANは1日、都内で会見を開き、3月20日に東京・後楽園ホールで日本バンタム級タイトルマッチ10回戦、王者・堤聖也(27=角海老宝石)―同級1位・南出仁(27=セレス)を行うと発表した。アマ101戦でプロデビューから9戦7勝(6KO)2分けと無敗の堤は2度目の防衛戦。アマ時代に全国高校選抜、国体、全日本選手権準優勝の実績を持ち、プロ9戦7勝(5KO)2敗の南出はタイトル初挑戦となる。

 堤は同い年の南出をアマ時代は格上だったとし、「一瞬のスピードとパワーは僕よりも上。技術も凄くて手強い」と評価しながらも「試合をすれば総合的に僕が勝つ」と抱負。南出は堤を「パンチ力も当て勘もある印象。ディフェンスも固くてまとまっている。スイッチもするのでやっかいと思う」と評し、「しっかり(ベルトを)獲る。それだけ」と気合を入れた。

 バンタム級では大橋ジムの大橋秀行会長が優勝賞金1000万円と超破格の「井上尚弥杯モンスタートーナメント」を発表したばかり。8選手が出場し、1回戦は5月20日、準決勝は8月30日に行われ、12月26日の決勝に王者クラスが出場すればファイトマネー500万円が約束されている。参戦意思を問われた堤は「凄く面白くて魅力的なトーナメントで、もちろん興味はあるが、まずは3月20日の試合に集中したい。10回戦から2カ月(での試合)は現実的にどうかなと考えている」と慎重なコメント。一方の南出は「全く興味がなかったが、嫁が目を輝かせて“1000万円でしょ、出て頑張って”と言われたので前向きに検討中」と話して笑いを誘った。また、アンダーカードで出場する日本バンタム級14位の梅津奨利(24=三谷大和スポーツ)は「出場したい。お金も魅力的だが、強い人たちが集まるので、アマ経験もない叩き上げの自分が通用するか面白いと思う。次は普通に倒して、目をつけてもらえるような試合をしたい」と積極的だった。

 3月20日のカードは以下のとおり。

 ▽日本バンタム級タイトルマッチ 王者・堤聖也(角海老宝石)―同級1位・南出仁(セレス)

 ▽スーパーライト級8回戦 同級2位・麻生興一(三迫)―同級5位・大野俊人(石川ジム立川)

 ▽スーパーフェザー級8回戦 同級19位・李鎮宇(角海老宝石)―日本フェザー級4位リドワン・オイコラ(平仲BS)

 ▽スーパーライト級orウエルター級8回戦 湯場海樹(ワタナベ)―相手未定

 ▽バンタム級8回戦 東泰誠(TRY BOX平成西山)―同級14位・梅津奨利(三谷大和S)

 ▽スーパーフェザー級8回戦 同級20位・斉藤陽二(角海老宝石)―トンテップ・テーヤウォン(タイ)

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2023年2月1日のニュース