那須川天心の父が語るボクシング世界王者の可能性とは？武居由樹についても「比べられないぐらい上に…」

那須川天心と父・弘幸氏（右）
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　キックボクシング42戦無敗の“神童”那須川天心（24）の父・弘幸氏（52）が1日までに更新されたYouTubeチャンネル「格闘キャスト」にゲスト出演。天心がボクシングで世界王者になれる可能性について言及した。

　昨年6月の「THE　MATCH」で武尊との“世紀の一戦”を制して、42戦無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾った天心。15日に自身のSNSで「帝拳ボクシングジムでプロボクサーになるための準備を進めています。昨年11月にはアメリカ・ロサンゼルスでスパーリング中心のキャンプを行いました。皆さんの期待を大きく超えるよう準備してるので楽しみに待っていてください」とボクシング転向を正式表明した。

　現在も天心のボクシング指導をしている弘幸氏。天心はボクシングでも世界王者になれると断言。「ただ、ボクシングは2つの腕と足の動きだけでやっていかないといけないから未知ですよね」と続けた。

　そしてキックボクシングを教える際にも100％の良い那須川天心というものは作れなかったという。「僕も途中で1年半ぐらい教えなくなった期間もありました。その頃は一回もKOしていない。その前は倒すためにやってたんですけどね。親子なんで色々とあるんですよ。僕がずっとやってたら無敵になっていました」と笑みをこぼした。

　キックボクシングから先にボクシングに転向していた東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得した元K―1王者の武居由樹（26＝大橋）についても「武居くんもあそこまでいっていて、世界も見える段階にいる」と評価。

　キックボクシングのアマチュア時代に対戦経験もあるため「天心がその中でどこまでできるのか。僕の中では比べられないぐらい上にいってもらいたい。比べられると思うし、目指しているところは一緒だと思う。でも武尊くんと戦わせてもらって、勝ってボクシングに行くので同じ風に見られるのは本人にもプライドもあると思う。そこで比べられないようなデビュー戦を見せますよ」と天心を指導する人間として誓った。