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亀田和毅 来年のスーパーバンタム級について「面白くなってくる」 4団体統一の井上尚弥についても言及

[ 2022年12月16日 19:52 ]

亀田和毅
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界2階級王者でWBA世界スーパーバンタム級5位の亀田和毅(31=TRY BOX 平成西山ジム)が16日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。13日にWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)がWBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)を破り、日本人初の4団体統一王者となった。WBA王座8度目、IBF王座6度目、WBC王座初防衛に成功するとともにWBO王座を獲得し、史上9人目、バンタム級では初の4団体王座統一に成功して、試合後にスーパーバンタム級への転向を示唆したことなども含めて語った。

 尚弥の4団体統一を会場で生観戦した和毅。「実力は全然違ったけど4団体統一というのは凄い。強いだけではなられへん。全てがタイミング良く成立してしっかり最後は11ラウンドに仕留めたというのは凄いよ」と総括して上で称えた。

 4本のベルトを手に入れた尚弥は試合後にスーパーバンタム級転向を示唆した。和毅と同じ階級になるため「ここからが面白くなってくるんちゃうかな」と話しつつも「(尚弥が)今までバンバン倒せれるかってなったら多分ここから厳しくなってくると思うで。パワーや骨格が違う。ここからちょっとずつ見えてくるんちゃうかな」と分析した。

 自身も来年は世界戦を狙っている。「井上チャンピオンもスーパーバンタム上げたら世界戦に来るやんか。いつかのタイミングで対戦するというのは普通にあると思う」と語った上で「それまでにこちら側がベルトを持って、それに挑戦するのか。違う団体にいってそこから統一戦という形になるのか。そういう風な形になってくると思う」と対戦を楽しみにした。

 スーパーバンタム級には現在、統一王者が2人いる。WBAスーパー&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)とWBC&WBO王者スティーブン・フルトン(米国)で、いずれも無敗。しかしフルトンはWBCフェザー級暫定王者決定戦が承認されており、勝てば階級転向する可能性が高い。そうなるとスーパーバンタムのベルトは返上する噂もあるため和毅は「もしかしたらそこに決定戦で入るんじゃないかなという。統一戦という可能性は十分にあると思うで」と話した。

 動画の最後に「全てを取ってもーたんで」と来年の活躍を誓った。

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2022年12月16日のニュース