×

井岡 11度目の大みそか日本人初2階級統一王者へ「勝つことだけを考える」

[ 2022年11月22日 05:10 ]

WBO&WBA世界スーパーフライ級王座統一戦   WBO王者・井岡一翔 12回戦 WBA王者・ジョシュア・フランコ ( 2022年12月31日    大田区総合体育館 )

合宿中のラスベガスからオンライン会見した井岡一翔(姿勢ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)との王座統一戦に臨むことが21日、正式発表された。12年にミニマム級でWBAとWBC王座を統一した井岡が勝てば、日本人初の複数階級での統一王者となる。

 コロナ下ではかなわなかったラスベガス合宿は約3年ぶり。師事するイスマエル・サラス・トレーナーの下、12月中旬までの約2カ月間、フランコを意識したスパーリングに取り組む。合宿にはジム後輩の森武蔵と堤駿斗も同行しており「頑張っている姿に凄く力をもらえる。自分も背中を見せてあげたい」と相乗効果を口にした。

 フランコもオンラインで参加した会見で、相手の印象を問われると「良い選手」と話すにとどめた。だが、勝ち方については「理想はKOだが、世界戦、ましてや統一戦は甘い戦いではない。内容よりも勝つことだけを考える」と結果優先を明言した。キャリア終盤を自覚し、エストラーダ(メキシコ)やローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)とのビッグマッチを目指す井岡に停滞は許されない。大みそかのリングは11度目。主流のネット配信ではなく地上波で生中継される大一番へ「大みそかにやらせてもらえる責任感はあるが、回数や数字は気にしていない」と話した。(中出 健太郎)

続きを表示

2022年11月22日のニュース