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【全日本学生フルコンタクト空手】女子軽量級は岡田葵が優勝 清水未来との同門対決「決勝で戦え幸せ」

[ 2022年11月20日 19:17 ]

<全日本大学フルコンタクト空手道選手権>1部女子の表彰式で笑顔を見せる軽量級優勝の岡田(前列左)と重量級優勝の横塚(同右)(撮影・木村 揚輔)
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 第1回全日本学生フルコンタクト空手道選手権が20日、東京・国立代々木競技場第1体育館で行われ、1部女子軽量級(55キロ未満)は開会式で選手宣誓を務めた岡田葵(愛知教育大)が決勝で清水未来(京都光華女子大)を下して優勝した。

 同じ桜塾に所属の清水との決勝は同門対決らしく真っ向勝負。延長の末に初代女王になった岡田は「本当にうれしい。同じ桜塾の2歳上の尊敬する先輩と決勝の舞台で戦えたことがうれしいし、幸せなこと。しんどかったけど、最後まで諦めず、ハートで押し切れた」と声を弾ませた。

 初戦の2回戦では開始10秒で正拳が喉に入ったり、顎にパンチも受けたが、そんなアクシデントも乗り越えた。先月の全日本空手審判機構(JKJO)の大会で3位に終わった悔しさから、今大会で対戦する相手を徹底研究。大好きなオムライスを我慢して体重を落とし、軽量級で出場し、狙い通りに優勝。同会場で行われていたJKJO全日本ジュニア選手権(カラテ甲子園)で弟の凌平(16)が優勝し、「姉として負けられないと思った」と刺激になった。

 5歳で空手を始め、空手一筋。現在は小学校教員を目指して愛知教育大で学ぶ。「桜塾で指導員をしていて自分が子供たちに教えることが好きなんだと気付いた。今の自分も将来の夢も空手があったからこそある」と感謝。「もっと多くの人たちにフルコンタクト空手の素晴らしさ、カッコ良さを知ってもらえるようになりたい」と夢を語った。

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2022年11月20日のニュース