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【RIZIN.39】クレベル 牛久を下して新王者に!6連勝オール一本勝ちで悲願のベルト戴冠

[ 2022年10月23日 19:15 ]

RIZIN.39 ( 2022年10月23日    マリンメッセ福岡 )

フェザー級新王者に輝いたクレベル・コイケ(C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 総合格闘技イベント「RIZIN.39」が23日にマリンメッセ福岡で開催された。メインイベントのRIZINフェザー級タイトルマッチは挑戦者のクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が王者の牛久絢太郎(K―Clann)に2回に三角締めで一本勝ち。RIZIN6連勝オール一本勝ちで新王者に輝いた。

 試合は1ラウンドからクレベルが寝技を決めるためにグラウンドの展開になったが、対策を立ててきた牛久は凌いだ。2ラウンドに決着がついた。コーナーの攻防でクレベルがテイクダウンを奪い、そのまま三角締めを決めてタップアウト勝ち。新王者に輝いた。

 試合後にマイクを持ったクレベルは、1日に亡くなったアントニオ猪木さんを偲ぶコメントをした。その後「きょうはめっちゃ嬉しいです」と喜びをかみしめた。そして「きょうのベルトは自分だけの力じゃない」とサポートしてくれたメンバーに感謝。さらに「日本に来て19年間、みんなが助けてくれた。日本ありがとう」とつづけた。

 10月16日に33歳の誕生日を迎えた新王者。「このベルトが最高のプレゼントになりました」と話した。

 最後は「1,2,3ポペガー!!」で締めた。記念撮影後にリング上でのシャンパンシャワーで自らを祝った。

 ファン待望のフェザー級頂上決戦となったタイトルマッチ。挑戦者のクレベルは昨年6月の「RIZIN.28」で朝倉未来(トライフォース赤坂)を三角締めで失神させて格闘技ファンに大きなインパクトを残し、フェザー級で最強の呼び声が多くなった。その後も連勝を重ねたクレベルは今年5月の総合格闘技イベント「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.3」で萩原京平(SMOKER GYM)に1回圧巻のバックチョークでRIZIN5連勝を飾った。試合後に「牛久かかってこいよ。逃げないでください。あなたを待ってます」と王者の牛久へ宣戦布告した。

 5月以来の試合になったが、試合がない期間もRIZINバンタム級王者の堀口恭司が所属するアメリカン・トップチームやタイのタイガームエタイなど海外で修行を積んでいた。万全の状態で王者の前に立った。

 RIZINに参戦してから100%を出してないという。「多分みなさんは三角締めしかできないだろうと思ってるけど、いろんな極め技があります。これまでは60%ぐらいしか出してない。次は100%を出すかな。これでチャンピオンになったら自分の人生が変わる」と自分だけでなく周りの人々の人生を変えると約束した通り、RIZIN6連勝で悲願の王者戴冠となった。

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