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日本ミドル級王者・国本陸「勝って“3150FIGHT”に。600万円ぐらいほしい」12月に初防衛戦

[ 2022年9月27日 15:05 ]

12月に初防衛戦に臨む日本ミドル級王者国本陸(左)とフェザー級10回戦に臨む日本同級5位のデカナルド闘凜生
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本ミドル級王者の国本陸(25=武藤)が27日、大阪市住吉区の所属ジムで会見し、12月18日に住吉区民センターで同級1位の指名挑戦者ワチュク・ナァツ(25=マーベラス)を迎え、初防衛戦に臨むと発表した。

 「ワチュク選手とやりたいと思っていたので、ワクワクしています。打たれ強くてフルラウンド戦えるスタミナがある。そういう選手にKOで勝てれば自信になる」

 4月に決定戦で酒井幹生(角海老宝石)を4~6点差の判定3―0で下して王座を獲得した。ただ、反省がある。「大振りばかりで倒せなかった。もっとショートパンチを効かせていきたい」。昨年末から拳に慢性的な痛みを抱え、まともにサンドバッグを打てない時期が続いた。以前より実戦に近い形でシャドーボクシングに取り組むなど意識を変え、レベルアップを目指す。

 他階級の王者からも刺激を受けた。日本スーパーフェザー級王者の坂晃典(仲里)が17日に2度目の防衛に成功し、ファイトマネー450万円を得た話題に関連し「僕も、今度の試合を勝ったら次は“3150FIGHT”に出たいです。600万円ぐらいほしいです」。元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(35)が手がけるボクシングイベントへの出場意欲をアピールした。

 12月の六島ジム興行では、日本フェザー級5位のデカナルド闘凜生(26)が同級13位で日本ユース王者の英洸貴(23=カシミ)と同級10回戦で対戦する。試合までに「基礎体力を上げながら自分の新しいスタイルをつくりたい」と強化ポイントを挙げた。「理想は井上尚弥選手のように、もらわずに当てるボクシングですが…」とWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者を参考に足の使い方などを特訓中という。「来年はタイトル戦ができるように、この試合は苦戦できない。内容ある勝ち方をしたい」と意気込んだ。

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2022年9月27日のニュース