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花束騒動 皇治、一夜明けて再び“謝罪” 大人の対応メイウェザーには「心がきれいじゃないとできない」

[ 2022年9月26日 21:59 ]

総合格闘家の皇治
Photo By スポニチ

 キックボクサーの皇治(33=TEAM ONE)が26日、自身のYouTubeチャンネルを更新。『ごぼうさんの件で謝りたい事があります』とのタイトルで、前日の出来事を再び謝罪した。

 事件は25日に開催された総合格闘技イベント「RIZIN.38」。元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)への花束贈呈の場面で「ごぼうの党」の奥野卓志代表(48)が花束を渡さずリングに落としたことが大きな話題となり、皇治は自らは無関係ながらも試合後に自身のSNSで「花束の件は日本人としてホンマに申し訳なかった」と謝罪するコメントを出していた。

 この日は、動画の冒頭で「試合を振り返る前に、どうして言いたいことがあります」として花束の件を回想。「“ごぼうの人”が花束を捨てたことに対して、俺は悔しかったし、同じ日本人として、同じ大会に出た俺から謝りたい。たくさんの人の協力を得て、あの大会はできる。メイウェザーも日本を盛り上げるために来てくれたのに、あの一つのことで不快な思いをさせた。申し訳なかったと思っています。すいませんでした」と、頭まで下げて当事者のように振舞った。

 騒動の場面は見ていなかったという皇治は「俺がおったら、速攻、メイウェザーに持っていった。だけど、格好良かったよ。拾ったやつ。演出か分からんけど、何にせよ、あれは心がきれいじゃないとできない。俺やったら、おっさんの頭、叩いている」とメイウェザーを称賛した。奥野代表に対しては、花束贈呈役の権利を得たとしても「あのリングはたくさんの人に支えられて、選手も命を懸けて戦うリングやから。選手同士があおり合ってエンターテインメントするのとは、訳がちゃう」と話した。

 また、格闘家として、花束贈呈は大事と説明した。「試合の一番ギリギリの時に声を掛けてもらうから、ファイターとしたら“よし、やろう”となる。しかも、日本を代表してメイウェザーに渡す役なのにあれは侮辱。どういう事情があっても、あれはありえへん。あの人がもし、ええことをしてきた人でも、あれで全部崩れてしまう」と振り返った。

 奥野代表が、朝倉未来(30=トライフォース赤坂)と親交が深いことも知っており、「何より、未来がかわいそう。折角、盛り上げてんのに、あんな応援のされ方したら、かわいそう。関わった人も、みんな誤解されてしまう。あれはエンターテインメントではない。俺はまじで悲しかった。メイウェザーが拾ってくれて救われた」と話し、「あれで、俺はまじテンション低い。だから、試合後すぐにツイートしたんよ」と謝罪に及んだ経緯も説明した。

 その後も様々なことについて振り返ったが、皇治は「俺が1つ言いたいのは、人に迷惑かけるのは違いと思うし、エンターテインメントと、こういうことは違う。もったいない。(奥野代表が)自分の信念を貫いているなら、伝えればいい。(奥野代表のことを)何も知らないから過去を否定しないけど、あれは100%格好悪かった」と最後まで否定していた。

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