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無敗のスーパーフェザー級統一王者スティーブンソンが体重オーバー WBC&WBO王座剥奪

[ 2022年9月23日 08:09 ]

 プロボクシングWBC&WBO統一世界スーパーフェザー級王者シャクール・スティーブンソン(25=米国)が体重超過により2冠を剥奪された。16年リオデジャネイロ五輪ライト級金メダリストのロブソン・コンセイソン(33=ブラジル)を挑戦者に迎える防衛戦の公式計量が22日、米ニュージャージー州ニューアークで行われ、スティーブンソンはスーパーフェザー級のリミット58・9キロ(130ポンド)を約700グラムオーバーする59・6キロ(131・6ポンド)でパスできず、はかりの上で2つのタイトルを失った。

 コンセイソンはリミットを約200グラム下回る58・7キロで計量をクリア。試合はコンセイソンが勝てば統一王者となり、スティーブンソン勝利なら2つの王座が空位となる変則タイトルマッチで行われる。スティーブンソンはリオ五輪バンタム級銀メダリストで、プロでは18戦全勝(9KO)。19年10月にWBOフェザー級王座、21年6月にWBOスーパーフェザー級暫定王座を獲得して2階級制覇を達成し、同年10月にWBO同級正規王者ジャメル・ヘリング(米国)を破って王座を統一。今年4月にはWBC同級王者オスカル・ベルデス(メキシコ)を判定で退け、王座統一に成功していた。スティーブンソンはSNSで「全力は尽くした。キャリアを通じて体重を増やしてきたが、体がスーパーフェザー級では限界だ。健康が最優先。次はライト級に上げたい」とコメントした。

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2022年9月23日のニュース