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東洋太平洋バンタム級王者・栗原「あしたのジョー メモリアル」でKO防衛狙う リング名「矢吹丈」は…

[ 2022年9月21日 15:03 ]

計量をクリアした栗原慶太(左)と千葉開
Photo By スポニチ

 プロボクシング東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦(22日、後楽園ホール)の前日計量が21日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・栗原慶太(29=一力)はリミットの53・5キロで、挑戦者の同級13位・千葉開(29=横浜光)は100グラム軽い53・4キロで一発パスした。昨年10月に2度目の戴冠を果たし、初防衛戦となる栗原は23戦16勝(14KO)6敗1分け、2度目のタイトル挑戦となる千葉は17戦14勝(8KO)3敗。

 栗原は5月に元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(角海老宝石)とスーパーバンタム級ノンタイトル戦で対戦し、4回負傷引き分け。今回はバンタム級への減量だったが、「今まで以上に良い」と仕上がりの良さを口にした。テクニシャンの小国相手に「あのまま試合が続いていたら危なかった」と振り返りながらも、「細かいパンチや避け方、ボディー打ちが大事だと分かった。技術のステップアップになった」と収穫を得た様子。今回はスパーリングパートナーをツイッターで募集し、田村亮一(JB SPORTS)や杉田ダイスケ(ワタナベ)、キックボクサーらを相手に「何でもうまくこなせてパンチ力もある」という千葉対策も積めたと明かした。

 22日の興行は「あしたのジョー メモリアル2022」として開催される。東洋太平洋バンタム級王座と言えば主人公の矢吹丈が獲得したタイトルでもあり、栗原はタイトル獲得後にジムから「矢吹丈」のリングネームが使用可能として変更を勧められたが、「それだけはやめてください」と断ったそうで「荷が重いっす」と苦笑した。それでも試合用シューズは「レトロっぽく白にした」と明かし、「勝って世界へのチャンスを途絶えさせないようにしたい。KO決着でと思ってます」と意気込んだ。

 ▼千葉開 タイトルマッチなのでちょっとワクワクしている。栗原選手は強いチャンピオン。最後にスパーリングは1年ぐらい前にやったが、やられた感じはなかったしスパーはスパー。後悔のないように出し切る。タイトルマッチは1回経験しているので思い切っていける。

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2022年9月21日のニュース