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スーパーミドル級デビューのゴロフキン、3度目対決のカネロを上回る自身最重量で前日計量をパス

[ 2022年9月17日 09:01 ]

プロボクシング 4団体統一世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦 ( 2022年9月17日    米ネバダ州ラスベガス T―モバイル・アリーナ )

フェースオフするアルバレス(左)とゴロフキン(AP)
Photo By AP

 3度目の対決の前日計量セレモニーが16日、T―モバイル・アリーナ前の屋外で一般公開にて行われた。過去1勝1分けの4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・“カネロ”・アルバレス(32=メキシコ)はこの日朝、非公開で行われた公式計量で75・9キロ(167・4ポンド)とリミットを300グラム下回るウエートで一発パス。自身初のスーパーミドルでの試合となるWBAスーパー&IBF統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)は100グラムアンダーながら自身最重量の76・1キロ(167・8ポンド)とカネロを上回った。

 スマートフォンを頭上に掲げた大観衆の声援を浴びながら、計量後はゴロフキンが両手でサムズアップ、カネロはファイティングポーズ。フェースオフでは約45秒間にらみ合い、小さくうなずきながらも視線をほぼ動かさずに見据えるゴロフキンに対し、カネロは相手の顔をなめ回すように時々視線を動かした。フェースオフが終わるとゴロフキンは右手で胸をポンと叩き、カネロも胸を叩きながら手を振ってファンに応えた。ゴロフキンは「真のボクシングファンならどちらが真の王者か分かっている」、カネロは「12ラウンド以内に終わらせたい。1回から狙っていく。簡単でないことは分かっている。彼は偉大なファイターだから」とコメントした。

 アンダーカードで行われるWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチは、2度目の防衛戦となる王者ジェシー・ロドリゲス(22=米国、帝拳)がリミットを100グラム下回る52・0キロ(114・8ポンド)、挑戦者の同級11位イスラエル・ゴンサレス(25=メキシコ)が200グラムアンダーの51・9キロ(114・6ポンド)だった。

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