×

平岡アンディがV3戦へ計量パス「中盤ぐらいにKO」スパー相手ジョムトーンのKO劇にも刺激

[ 2022年9月12日 15:27 ]

計量をパスした平岡アンディ(右)とラガンベイ
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ12回戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、3度目の防衛戦に臨む王者・平岡アンディ(26=大橋)はリミットの63・5キロ、挑戦者の同級4位アルビン・ラガンベイ(27=フィリピン)は200グラム軽い63・3キロでともに一発パスした。戦績は日本同級王者でもある20戦全勝(15KO)、ラガンベイが19戦13勝(11KO)5敗1分け。

 減量開始を1カ月前からに早めて調整してきた平岡は「最後はきつかったけど、食事を摂りながらうまく減量できた」とコンディションに手応えがある様子。現日本ウエルター級王者の小原佳太(35=三迫)と18年にダブルノックダウンの末に2回KO勝ちしたことがある相手と対面し、「思ったよりも小さかった。パンチ力はあると思うが、いつもどおりやってきたことを出せれば中盤ぐらいにはKOできるのでは。相打ちの当て勘はいいと思うので、そこに気をつければリスクを減らせると思う」と意気込んだ。

 6月7日の赤岩俊(29=マナベ)とのV2戦は6回TKO勝ちしたものの、試合中に挑発ポーズを見せるなど余裕ものぞかせたため、トレーナーの父ジャスティス氏が怒ったという。ジャスティス氏は「自分の好きな音楽もいいけど、お客さんが好きな音楽をやらなきゃいけない」との表現でどん欲にKOを狙う姿勢を促した。平岡は「馬鹿にする意味でやったわけではなかったが、今回はより緊張感ある試合ができると思う」と話し、ジャスティス氏も「今回の試合を楽しみにしている」と語った。

 今回の試合へ向けては、15年に当時のWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)に挑戦したジョムトーン・ストライカージム(33=タイ)ともスパーリングで拳を交えた。ムエタイのスーパースターでもあるジョムトーンは11日に行われたK―1横浜大会に出場し、豪快な1回KO勝ち。「スパーリングをやった相手なのでうれしい。今までやったことのないスタイルだったので、またやりたいと思う。刺激をもらいました」とモチベーションになったことを明かした。

続きを表示

2022年9月12日のニュース