K―1 スーパーフェザー級トーナメント 武尊の盟友・大岩らが準決勝に進出
スポニチ後援 K―1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~ ( 2022年9月11日 神奈川・横浜アリーナ )
武尊(31=SAGAMI―ONO KREST)のベルト返上により開催された第5代スーパーフェザー級王座決定トーナメントで、大岩龍矢(30=SAGAMI―ONO KREST)、レオナ・ペタス(30=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)、朝久裕貴(26=朝久道場)、横山朋哉(22=リーブルロア)が準決勝に駒を進めた。いずれも外国人選手との対戦だったが、全て日本人選手が制した。
大岩は19戦全勝だったアダム・ブアフフ(31=モロッコ)を退けた。同じジムの盟友・武尊がセコンドに就き、試合では終始前に出ながら左右の連打、右膝蹴りなどを出し続けた。ブアフフは前日「僕の強さを知ってもらいたい」と豪語していたが、大岩は相手の左ハイキック、かかと落としなどを全て見切った。危なげない内容で3―0で判定勝ちした。
レオナは先にダウンを奪われながらも逆転勝ちした。1R終了間際、アヤブ・セギリ(24=スペイン)の左フックからの右バックブローをもらってダウンを喫した。だが、2Rは右膝蹴りからの左右の連打でダウンを奪い返した。その直後、相手ともつれながら右のパンチを当てると相手は立ち上がることができなくなり、2R1分1秒、KO勝ちとなった。
朝久は一気にナックロップ・フェアテックス(23=タイ)を破った。1Rはゴング直後に左ミドル、左右の連打などで畳みかけ、相手に反撃の隙を与えなかった。その後も休まずに攻め続け、最後は左のダブルをボディーに浴びせて倒すと、ナックロップは苦悶(くもん)の表情で立ち上がれなかった。わずか44秒でのKO勝ち。ライト級王者の弟・泰央(24)との史上初兄弟同時王者に向けて、最高のスタートを切った。
横山は左ハイキック一発でスタウロス・エグザコスティディス(35=ギリシャ)にKO勝ちした。トーナメント出場選手の中で最年少の横山はキックで主導権を握り、自分の間合いで戦った。そして3R1分41秒、エグザコスティディスが詰めてきたところで左ハイを側頭部に叩き込むと、百戦錬磨の相手はピクリとも動けなくなった。
準決勝は大岩とレオナ、朝久と横山が対戦する。
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