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13日WBOアジア王座V3戦の平岡アンディが公開練習「世界戦に近づく位置づけの試合。内容が大事」

[ 2022年9月6日 19:54 ]

ミット打ちでアッパーを突き上げる平岡アンディ
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBOアジア・パシフィック&日本スーパーライト級王者・平岡アンディ(26=大橋、20戦全勝15KO)が6日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。13日に東京・後楽園ホールで行われるWBOアジア・パシフィック同級タイトルマッチ12回戦で、同級4位アルビン・ラガンベイ(27=フィリピン、13勝11KO5敗1分け)を相手に3度目の防衛戦を行う。フィリピン人選手との対戦は初めてで「世界戦に近づく位置づけの試合なので、いい見せ場をつくって、しっかり勝ちたい」と抱負を述べた。

 相手のラガンベイは18年に当時のWBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者、小原佳太(三迫)と1勝1敗で、初戦ではダブルノックダウンの末に2回KO勝ちした強打の持ち主。「サウスポーで、ストレートが強い印象なので警戒したい。(相手が)スイッチするのは問題ないが、相打ちを狙ってくる部分はあると思うので、ミスのないように仕上げられたら」と分析した。スパーリングでは昨年のアマ全日本選手権MVPの秋山佑汰(自衛隊)をメーンに、かつてWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)に挑戦し、11日にK―1横浜大会に出場するジョムトーン・チュワタナ(タイ)とも手合わせ。「自分から行くようなボクシングもやってみようと、いろいろなスタイルを試してきたのが引き出しになる。自分としても今回は楽しみ」と話した。「そろそろまたラスベガスでやりたいな」と3度目の海外進出も見据え、「そこにつなげるためにも今回は内容が大事。中盤まで(に決着)と思っている」と意気込んだ。

 従来は試合の3週間前から始めていた減量を、初めて1カ月前からスタート。「体も大きくなってきていて、ちょっとした減量のミスで筋肉量が落ちて、パワーレスなところが出ると嫌なので」と説明し、「今後世界戦とかになると、できるだけパーフェクトに近い状態で戦っていかないといけない。そういう部分も考えた」と付け加えた。今年は既に3試合目で、すんなり勝てば年内にもう1試合戦う可能性もある。現在の世界ランキングはIBF9位、WBOが13位で、大橋ジムの大橋秀行会長は「来年には勝負をかけたい」と構想を口にした。

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2022年9月6日のニュース