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V5井岡が一夜明け会見 将来のエストラーダ戦熱望「引きずり出すためにもベルトを2本まとめる」

[ 2022年7月14日 14:04 ]

V5を達成し、一夜明け会見を開いた井岡
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 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33=志成)が5度目の防衛成功から一夜明けた14日、都内の所属ジムで会見した。世界4階級制覇同士の対戦で同級1位のドニー・ニエテス(40=フィリピン)にフルマーク1人を含む3―0判定で快勝。1―2判定で敗れた18年12月以来3年7カ月ぶりの再戦を制し、「ニエテス戦に向けてやってきたことをはめこんで、自分でしっかりゲームをつくれたと思う。いつも(の試合後)は安心感が強いけど。今回はうれしい気持ちが強い」とほぼ傷のない顔で喜びを語った。

 今後に関しては「タイトルを持っている選手と戦いたい」と他団体王者との統一戦を目指す意向を改めて示した。昨年末に統一戦が決まりながら中止となった前IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と、現IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の勝者が「交渉の流れ的には一番そのラインが強いと思う」と明かした。スーパーフライ級を「今、自分に一番合っている階級」とし、「近い将来に4団体統一したいと思うけど、まずは大みそかに統一戦を実現させて、タイトルを2本まとめれば絶対に(さらに統一戦の)話が来ると思う。まずは2本まとめて、4団体統一に近づけたらいい」とプランを口にした。

 さらに、WBAスーパー王者フアンフランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(帝拳、ニカラグア)との対戦も希望。「スーパーフライ級で一番評価が高いのはその2人と思う。エストラーダはローマン・ゴンサレスに勝っているので、一番はエストラーダとやりたい」と話した。自身が現役復帰を決意するきっかけとなったのが米国でエストラーダの試合を見たことと明かし、「ベルトをまとめないと彼を(対戦に)引きずり出せないと思うので、井岡とエストラーダがやるしかないでしょ、という空気に巻き込んでいくためにもベルトを取りたい」と強調。「海外で評価、認知されたい。米国や海外で試合をしていきたい」と語った。

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