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左フック一閃!大和哲也、50秒殺でベルト奪取 K―1スーパーライト級タイトルマッチ

[ 2022年4月3日 20:23 ]

K―1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5   ○大和(1R50秒、KO)山崎● ( 2022年4月3日    国立代々木競技場 )

<K-1GP>スーパーライト級王座を奪取した大和(撮影・島崎忠彦)
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 K―1スーパーライト級タイトルマッチで、挑戦者の大和哲也(34=大和ジム)がベルトを奪った。第5代王者の山崎秀晃(35=SAGAMI―ONO KREST)が積極的に仕掛けてくる中、右のオーバーハンドパンチの打ち終わりに左フックで顎を打ち抜き、わずか50秒でKO勝ちした。大和自身も驚く勝利で、思わず下を出し、リング上で大の字に寝転んで喜びを表現した。

 大和は22歳だった2010年のK―1 WORLD MAX63キロジャパントーナメントを制した。だが、その後にK―1は消滅して主戦場をムエタイに移した。16年に新生K―1に戻ってきたが、ここまで王座戴冠のチャンスを逃してきた。一方の山崎は新生K―1で頭角を現し、33歳で現在のベルトを腰に巻いた。ともに長い道のりを歩いてきた男の対戦は、いとも簡単に決着した。

 大和が12年前のトーナメントを制した会場が、この日と同じ国立代々木競技場だった。「世界チャンピオンの座は一度は諦めたが、新生K―1で夢を持ってやってこられた。中3で魔裟斗さんに憧れて行動したことで今がある。ファイト・フォー・ピースを体現していく」。初めて世界のベルトを腰に巻き、感慨に浸った。

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2022年4月3日のニュース