那須川龍心「無敗伝説続ける」　兄・天心はRISE卒業も「僕の入学式みたいなもの」

プロデビュー戦を判定勝利を飾り、会見後に笑顔でVサインする那須川龍心
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　キックボクシング「RISE　ELDORADO　2022」は2日、東京・国立代々木競技場第1体育館で行われ、第1試合では今大会でRISEを卒業する那須川天心（23＝TARGET/Cygames）の弟・龍心（りゅうじん、15＝TEAM　TEPPEN）が笠原直希（15＝シーザージム）に3―0で判定勝ちした。

　龍心はこれがプロデビュー戦。インタビュールームに姿を見せると、「勝ったぁ～というよりホッとした。うれしいというよりは、やっぱ、ホッとしましたね」と笑顔で心境を語った。

　兄・天心から「集中な」と念を押されて上がったリング。本来は抑え気味に試合に入る作戦だったが、「入場でテンション上がって“行くしかねぇ”って作戦を変更した」というが、それが奏功。1ラウンド目から得意なパンチをヒットさせて主導権を握った。

　無敗を誇り、“神童”と呼ばれた兄はこの日がRISEラストマッチ。プロとしての第1歩を力強く踏み出した龍心は「天心はきょうで卒業だけど、僕の入学式みたいなもの。これからはRISEと言えば那須川龍心、キックボクシングといえば、那須川龍心と言われるように無敗伝説を続けていきたい」と宣言した。