×

村田諒太、ゴロフキン戦は「1ラウンド目から勝負」 一番怖いのは…

[ 2022年3月28日 16:57 ]

公開練習で2ラウンドのスパーリングを披露した村田諒太(左)
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)が28日、都内の所属ジムでIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦(4月9日、さいたまスーパーアリーナ)に向けての練習を公開した。

 シャドーボクシングの後、元メキシコ王者のアドリアン・ルナ(31)を相手に2ラウンドのスパーリングを披露。しっかり手を出しながらプレスをかけ、接近した状態でワンツー、左右のボディーなどを叩き込んだ。その後は2種類のサンドバッグを計8ラウンドも打ち込み。「この時期は疲れもあるし、まあまじゃないですか。今までやったスパーの中で今日が良いとは言えないけど、想定でみないような内容ではなかった」と及第点。ゴロフキン攻略の鍵について「1ラウンド目から勝負だと思っている。入りが一番大事」と序盤から仕掛けることを“予告”した。金曜日にはスパーリングを打ち上げる予定で、「パートナーには長く居てもらって本当に助かりました」と感謝していた。

 ゴロフキンとの大一番まで残り2週間を切った心境を問われると、「なかなか経験したことがない心境。試合が怖いという恐怖心はあるんですけど、2年間も延期が続いていて、試合ができないのが一番の恐怖なので、それが試合の恐怖を紛らわせてくれている」と明かし、その上で「リングに上がる前に燃え尽きるのが一番嫌なパターン」と断言。「4月9日の自分自身は、その時の僕にしか分からない。そういう恐れ(燃え尽きる)もあると予測しながら当日を迎えたい」と表情を引き締めた」

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月28日のニュース