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ジロリアン5回TKOで6連勝も…「減量が“地獄”すぎてボクシングをやりたくない」

[ 2022年3月28日 21:51 ]

<62キロ契約8回戦>5回TKO勝ちで6連勝を飾ったジロリアン陸(左)
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「OVERHEAT BOXERS NIGHT.99」は28日、東京・後楽園ホールで行われ、メーンの62キロ契約8回戦では、日本ライト級5位のジロリアン陸(33=フラッシュ赤羽)が14年全日本スーパーフェザー級新人王の粕谷雄一郎(25=角海老宝)を5回1分25秒TKOで下して6連勝、戦績を14勝(13KO)3敗とした。

 立ち上がりから強烈な左フック、右アッパーをヒットさせ、3回にはロープ際に追い込んでラッシュ。だが、タフな粕谷を倒し切れず、4回には反撃を許したものの、5回に再び猛ラッシュから最後は自分も倒れ込みながらダウンを奪うと、レフェリーが試合をストップ。ジロリアンはコーナーポストによじ登り、雄叫びを上げ、さらにキャンバスにひっくり返って喜びを爆発させた。

 「こんなに打たれ強い相手は初めて。倒すのは難しいと思った。3回のラッシュでバテたけど、休みながらうまく戦えた。練習してきたことが出せて技術的なところでも上回れた試合だったと思います」

 これで4連続KOで6連勝。だが、年間360杯は食べるというほど「ラーメン二郎」が大好きで、テレビ朝日のバラエティー番組「激レアさんを連れてきた。」でも紹介された異色のボクサーは「強くなったと自負はありますけど、減量が“地獄”すぎてボクシングをやりたくなくなった」と衝撃発言。日本タイトル挑戦の話も浮上しているが、「応援してくれているる人、期待してくれている人たちには申し訳ないけど、本音は前向きじゃない。すぐに『次やります』とは言えない」と及び腰だった。

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