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拳四朗 KO勝利で王者奪還へ!遺恨ゼロへビデオ判定も採用「あとはやるだけ。勝つことに集中」

[ 2022年3月19日 05:30 ]

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ   王者 矢吹正道 《12回戦》 同級1位 寺地拳四朗 ( 2022年3月19日    京都市体育館 )

前日計量をクリアした王者の矢吹正道(左)と寺地拳四朗(真正ジム提供)
Photo By 提供写真

 前日計量が18日、京都市内で行われ、王者・矢吹正道はリミットを100グラム下回る48・8キロ、前王者で同級1位の寺地拳四朗は48・7キロで一発パスした。王座返り咲きを目指す寺地は状態の良さをアピールし、KO勝利での復権を誓った。バッティング問題で物議を醸した“因縁の再戦”ではインスタントリプレー(ビデオ判定)が採用されることも決定。

 200グラムの余裕を持たせて計量を一発クリア。ほとんど表情を変えなかった寺地だが、「前回とはコンディションが全く違う。良い練習ができた」の言葉は力強かった。

 まずは水分で喉を潤し、続いてレトルトのサムゲタンで炭水化物などの栄養を補給。前回の計量後は高級ブドウのシャインマスカットを自ら用意したが、今回は“食べたいもの”ではなく、“必要なもの”を優先的に摂取。そこには絶対に負けられない決戦への思いが秘められていた。

 昨年8月、V9戦を前に新型コロナウイルスに感染。当初より12日延期された試合では、9回に右目上を負傷し、矢吹に10回TKO負けを喫した。「自分が一番強い。その自信を取り返したい」。寺地にとっては失ったベルトと王者の誇りを取り戻す戦いとなる。

 目指すは遺恨を一切残さない完全決着だ。前回は寺地の負傷を巡って陣営が「故意のバッティングではないか」とするJBCに意見書を提出するなど物議を醸した。WBCから異例のダイレクトリマッチ(直接再戦)が指令された今回はインスタントリプレーが採用される。WBCが08年の世界戦から導入しているもので、誤審や違反行為などの可能性がある場合に映像で検証する。試合を生中継する「ABEMA」の協力を得て役員席にモニターを設置、スーパーバイザーを含め3人が最終判断を下すという。

 寺地陣営にとっては懸念が一つ減った形。寺地は「勝つことに集中。あとはやるだけ。(理想の勝ち方は?)KO」と力を込めた。

 ▽寺地VS矢吹第1戦(21年9月22日) 左ジャブを中心に慎重な組み立ての寺地に対し、序盤から積極的に仕掛けた矢吹が4回を終えてポイントをリード。寺地は距離を詰めて反撃に出たが、9回に右まぶたをカット。これを有効打による負傷と判定され、さらに距離を縮めて打ち合いに持ち込むも失速。矢吹に連打を浴びて10回2分59秒、レフェリーストップで王座陥落。矢吹が新王者となった。

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