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王者・矢吹が拳四朗とのダイレクトリマッチに手応え「キャリア17戦目で一番自信ある」 ゴングは19日

[ 2022年3月12日 15:47 ]

シャドーボクシングを披露する矢吹正道(緑ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(19日、京都市体育館)で初防衛を狙う王者の矢吹正道(29=緑)が12日、オンラインで練習を公開した。縄跳びやシャドーボクシングで軽快な動きを披露。前日11日までにスパーリングを打ち上げ「いつも通り順調です。キャリア17戦目で、いちばん自信がある。今回はスパーリング内容も明確にいい」と手応え十分の口ぶりだった。前王者で同級1位の寺地拳四朗(30=BMB)について「ジャブと距離感がうまい。スタミナもあってタフ」と昨年9月の初対戦前と同じ印象を改めて語った。

 前王者とのダイレクトリマッチ。寺地から世界ベルトを奪った昨年9月は相手の左ジャブに右を合わせ、序盤4回でジャッジ2人から4点差を引き出すなど優勢に進めた。5回以降は距離を詰めて激しい打ち合い。追い込まれる場面もありながら逆襲して10回TKO勝ちした。

 お互いに手の内を知り尽くした上での再戦に「相手の嫌がることを明確にやっていくだけ」とコメント。世界ベルトを巻いてから建設関係の仕事を請け負わず、ボクシング一本の生活となった。「仕事をしていた時は朝、走れなかった」。現在は午前にロードワーク、昼間にジムワークと充実の日々を過ごす。「練習量と質は上がった。スタミナにも自信はある」と断言する。

 コンビを組む加藤トレーナーも「チャンピオンになってからの成長が著しい。全てにおいて、いい仕上がり」と太鼓判を押し、松尾会長も「チャンピオンになっても普段は変わらないけど、ボクシングは風格が出た」と初防衛成功を信じている。

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2022年3月12日のニュース