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拳四朗がオンライン練習公開 矢吹との再戦に自信「やっぱり強かったんだなというところ見せたい」

[ 2022年3月11日 14:33 ]

オンラインで公開練習でシャドーボクシングを行う前WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(19日、京都市体育館)に臨む前王者で同級1位の寺地拳四朗(30=BMB)が11日、オンラインで練習を公開し、1週間後に迫った王者・矢吹正道(29=緑)との因縁の再戦に向けて気合を高めた。

 昨年9月の対戦では、直前に寺地自身が新型コロナウイルスに感染、さらに試合ではバッティングによる負傷と、不運が重なって10回TKO負け。8度防衛してきた王座から陥落した。プロ19戦目で初黒星。1度はボクシングを辞めることも考えたが、悔しさを抱えたままでボクシングから離れることはできなかった。

 WBCから異例のダイレクトリマッチが指令され、前回と同じ地元・京都で立場を入れ替えて拳を交える。すでに9日にスパーリングを打ち上げた寺地は「すごく良い感じに仕上がっている」と好調をアピール。「チャレンジャー側なので少し違うけど、気持ちに大きな変化はない。とりあえず勝つだけ。勝つ姿を見せたいし、“やっぱり強かったんだな”というところを見てもらいたい」と意気込みを語った。

 前回の対戦では、矢吹への対応を意識したが、自分のやるべきことに集中してきたという。加藤健太トレーナーは「8度防衛してきた自分たちのボクシングを信じて、それを徹底するだけ」と断言。父の寺地永会長も「今まで通りのボクシングをやり通せば、ジャッジがどうであれ、12ラウンドまでには勝つと信じています」と期待した。

 寺地は16日まで東京の三迫ジムで調整し、調印式・記者会見が行われる17日朝に京都入りする予定という。

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