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橋詰将義がアジア2冠獲得「うれしい気持ち」 古谷昭男に判定勝ち

[ 2022年2月28日 21:30 ]

 プロボクシングの東洋太平洋&アジア・パシフィックスーパーフライ級王座決定戦12回戦は28日、東京・後楽園ホールで行われ、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックともに2位にランクされる橋詰将義(28=角海老宝石)が東洋太平洋3位、WBOアジアパシフィック8位の古谷昭男(24=六島)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。

 昨年大みそかにWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)に挑戦した元3冠王者・福永亮次(角海老宝石)が返上した2つのベルトを懸けての戦い。福永と同門の橋詰は立ち上がりから右ジャブを中心とした多彩な攻撃と巧みな防御を披露した。5回を終えて公開された採点は49―46×2、47―48と割れたが、終わってみれば、115―113、116―112、118―118の3―0と完勝だった。

 「やっとアジアのタイトルが獲れてうれしい気持ち。2本のベルトを懸けたチャンスをもらえて、それをものにできてホッとしています」

 13年9月に井岡ジムからプロデビューし、14年には全日本新人王を輝いた逸材。18年12月には当時の日本王者・奥本貴之(グリーンツダ)に挑戦したが、引き分けで惜しくも王座獲得を逃した。だが、角海老宝石に移籍2戦目、2度目のタイトル挑戦で戴冠。これで19勝11KO2分けと、無敗のまま戴冠した橋詰は「これから、このベルトを防衛して、世界を目指して頑張っていきたい」と飛躍を誓った。

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2022年2月28日のニュース