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アンカハスのプロモーター 井岡との統一戦は「6、7月に実現させたい」 バンタム級で尚弥との対戦も?

[ 2022年2月26日 17:29 ]

<IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者アンカハス(左)と挑戦者のマルティネス(撮影:杉浦大介通信員) 
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 プロボクシングIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(30=フィリピン)が契約する「MPプロモーションズ」のショーン・ギボンズ・プロモーターが25日(日本時間26日)、タイトルマッチのため、米ネバダ州ラスベガスで取材に応じ、アンカハスとWBO世界同級王者・井岡一翔(32=志成)の統一戦実現についての見通しなどを語った。

 アンカハスは昨年大みそかに日本で井岡との統一戦に臨む予定だったが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」対策として政府が外国人の新規入国を原則禁止としたために実現せず、26日(同27日)にラスベガスでのフェルナンド・マルティネス(30=アルゼンチン)と10度目の防衛戦を行う。

 13勝(8KO)無敗の挑戦者との対戦について、ギボンズ氏は「実際にリスキーではあるが、Showtimeで全米中継される興行で王者として防衛戦ができるのであれば、格下の相手を選んで戦うべきではない」と説明。「マルティネスは好選手で、スタイル的にもジェルウィンとは噛み合う。好調ならばジェルウィンのスキルが上回ると見てます。井岡が年末に戦った相手よりも一段上の選手ですが、やってくれるはす」と期待した。

 また、井岡戦との統一戦については「パンデミックの中なので、日本の準備がいつ整うかが、いまだによくわからないところがある」とした上で、「6、7月には実現させたい。井岡も私たちと同様にビッグファイトを望んでいるはず。そのくらいの時期に実現することを望んでいます」と明かした。

 一方で「ジェルウィンもスーパーフライ級のウェイトを作るのが少しずつ厳しくなっていて、バンタム級に上げれば体重調整はより容易になる」と、階級を上げる選択肢もあることを示し、「スーパーフライ級にせよ、バンタム級にせよ、その時点で最大の試合を組むのが目標。いずれにしても井岡との統一戦後、バンタム級に上げることになるかと思う。バンタム級で井上尚弥と対戦できれば素晴らしいでしょうね」と話した。(米ラスベガス・杉浦大介通信員)

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2022年2月26日のニュース