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カズ次男・三浦孝太 デビュー戦KOだ「サッカーボールキックで決める」、大みそかRIZIN「33」

[ 2021年12月18日 05:30 ]

RIZIN「33」 MMAチャレンジルール66キロ契約3分3R   三浦孝太―YUSHI ( 2021年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

ファイティングポーズを取る三浦孝太(左)とYUSHI(撮影・久冨木 修)       
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 格闘技イベントのRIZINは17日、都内で会見し、大みそか「33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表した。サッカーの元日本代表FW三浦知良(54)の次男、孝太(19=BRAVE)のデビュー戦の相手は、ホスト出身のYUSHI(33=HI ROLLERS ENTERTAINMENT)に決定。当日会場に駆けつける父の前で格闘家としての第一歩をしるす。

 ベロア地の赤いジャケットをまとった三浦は緊張の色を見せることなく会見の場についた。2週間後のデビュー戦へ「格闘技のファンや、一般の人にも楽しんでもらえるような試合をします」と宣言した。

 三浦は9月の「30」のリング上で大みそか参戦を表明。対戦相手は当初ブラジル人選手を探したが、オミクロン株の影響で外国人選手の来日が不可能となり、元最強ホストのYUSHIに決まった。総合経験はないが、全国のホストが集う地下格闘技大会「宴(うたげ)」の軽量級チャンピオンに輝くなど8戦7勝のつわもの。会見では元WWEのプロレスラー、ランディ・サベージをほうふつさせる派手な装いで登場し「申し訳ないけど孝太君には踏み台になってもらって、(自分が)今大会のスターになる。人生の厳しさを教えられたら」と挑発した。

 試合時間は3分3R。踏みつけ、4点膝蹴りは反則となるが、倒れている相手の顔を爪先で蹴るサッカーボールキックだけはOKの変則ルールを採用。「フィニッシュはイメージしている」と豪語する三浦も「サッカーボールキックで決められれば一番盛り上がるとは思っている。イメージはしておきます」と含みを持たせた。

 試合当日はカズ、りさ子夫人が会場を訪れる予定。榊原CEOによると、カズは「勝ち負けではない。1人でも多くの人に拍手をもらえるような、プロとしての試合をしてほしい」と話しているという。人生初の試合が大みそかの大舞台。キングの遺伝子を継ぐ男は「積み上げてきたものを全部見せれば、おのずと魅力的なものになる」と力を込めた。

 ◇三浦 孝太(みうら・こうた)2002年(平14)5月28日生まれ、神戸市出身の19歳。明星学園高卒業後、プロ格闘家を目指すために進学せず、宮田和幸のBRAVEに入門。9月の「RIZIN・30」で大みそか参戦を宣言。1メートル75、69キロ。

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2021年12月18日のニュース