×

井上岳志「KOを狙いに行く」 前日計量クリア!17日に敵地でティム・チューと激突

[ 2021年11月16日 16:09 ]

<WBOグローバル・スーパーウエルター級タイトルマッチ>前日計量をクリアした井上岳志(ワールドスポーツジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングのWBOグローバル・スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦(17日、オーストラリア・シドニー)の前日計量が16日に行われ、WBOグローバル王者でWBO世界同級1位のティム・チュー(27=オーストラリア)は69・52キロ、WBO世界同級6位でWBOアジアパシフィック同級王者の井上岳志(30=ワールドスポーツ)は69・68キロで、ともに一発クリアした。

 井上は日本メディア向けにオンラインで取材対応。「いつも以上に体の調子が良いので明日の試合が楽しみ」と仕上がりの良さに自信。計量後のフェースオフで20秒以上もにらみ合ったことについて問われると、「相手がグッときたので…。明日は打ち合いになるなと思いました」と答えた。

 対戦相手のチューははスーパーライト級で3団体統一王者となり、殿堂入りしているコンスタンチン・チューの息子。デビューから19戦全勝(15KO)でWBO1位、WBA、WBC、IBF3位にランクされている強豪。現地での人気も高く、興行は世界戦並のプロモート活動が行われているという。井上は「自分が敵役という試合なんですけど、思ったより歓迎ムードで、みんな気持ち良く接してくれる。(19年1月に世界戦を行った)アメリカよりも戦いやすいかもしれない」と話した。

 チューの印象については「体の筋量は自分の方が大きいけど、チューは骨格が大きく、リーチも長いんだろうなと感じたし、パンチも強そう」と語り、「ホームではないので判定では勝てない確率も高いのでKOを狙いに行く」と宣言した。

 会場は2万1000人収容のクドス・バンク・アリーナ。ワールドスポーツジムの斉田竜也会長によると、ロックダウンが解除されたばかりで、どのぐらい観客が入るかは不明だが、日本人会が100席確保して応援に来ることになっているという。

続きを表示

2021年11月16日のニュース