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堤駿斗 五輪銅メダリスト討ち!ボクシング世界選手権「ヤマ場」の初戦突破

[ 2021年10月29日 05:30 ]

ボクシングの男子世界選手権ライト級1回戦で判定勝ちした堤駿斗(左)
Photo By ゲッティ=共同

 ボクシングの男子世界選手権第3日が27日にセルビア・ベオグラードで行われ、ライト級1回戦に出場した堤駿斗(22=東洋大)が東京五輪フェザー級銅メダリストのラサロ・アルバレス(30=キューバ)を破り、2回戦へ進んだ。バンタム、ライト級で世界選手権を計3度制し、五輪で銅メダル3度のスター選手に5―0の判定で快勝。16年世界ユース選手権で日本勢初優勝を果たしたが、東京五輪は新型コロナウイルスの影響で世界最終予選が中止となったため出場を逃していた。

 目標の世界一へ“金星発進”した堤駿は「1回戦からヤマ場で、自分は初戦がいつも課題なので勝ててよかった」と話した。絶妙な距離からカウンターの右ショートやノーモーションの右ストレートを決め、ボディーやアッパーも交えて2回以降はアルバレスを圧倒した。今大会はフェザー級代表の弟・麗斗(東洋大)と国際大会初の兄弟出場。東京五輪の夢が絶たれたあと、「2人で海外選手の対策をしてきた」成果を初戦から発揮した。

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