WBO王者ソトはV4戦で陥落…ゴンサレスが判定勝ち、2度目の世界挑戦で戴冠
プロボクシングのWBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州フレズノのチャックチャンシー・パークで行われ、指名挑戦者で同級1位のジョナサン・ゴンサレス(30=プエルトリコ)が王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)を2―1の判定で下し、新王者となった。
ソトは序盤からガードを固めてプレスをかけたが、ゴンザレスは巧みなボディーワークとフットワークを駆使してソトの強打に空を切らせ、右ジャブ、左ストレート、左右のボディーなどをヒット。中盤以降はソトも圧力を強めたが、ゴンザレスは最後までペースを守り抜き、最終12ラウンドの終了間際には勝利を確信したように両手を突き上げてアピール。ジャッジ3者の採点は116―112×2、112―116と割れたが、WBO世界フライ級王者だった田中恒成(26=畑中)に敗れた19年8月以来、2度目となる世界挑戦で悲願の世界ベルトを獲得した。
ソトは4度目の防衛戦で王座から陥落。ライトフライ級では先月22日にWBC王者だった寺地拳四朗(BMB)が矢吹正道(緑)に敗れて王座から陥落しており、4団体中2団体で王者が交代となった。
なお、WBA世界同級2位のジェシー・ロドリゲス(21=米国/帝拳)は110ポンド契約10回戦でホセ・アレハンドロ・ブルゴス(26=メキシコ)に4回KO勝ちし、戦績を14勝(10KO)無敗とした。
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