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成松大介 陥没骨折で無念の棄権も…今後は「人の役に立てる人間になりたい」

[ 2021年8月11日 13:11 ]

成松大介
Photo By 共同

 日本ボクシング連盟は11日、「東京五輪ボクシング報告会」をオンラインで開催した。ボクシング日本代表は男子4、女子2の計6人が出場。女子フェザー級で入江聖奈(20=日体大)が金メダル、女子フライ級の並木月海(22=自衛隊)と男子フライ級の田中亮明(27=岐阜・中京高教)が銅メダルを獲得するなど全員が1回戦を突破した。

 男子ライト級代表の成松大介(31=自衛隊)は1回戦でフィストン・ムバヤムルンバ(コンゴ民主共和国)に5―0で判定勝ちしたが、試合後に額の陥没骨折が判明し、2回戦を棄権した。報告会に出席したナショナルチームコーチのウラジーミル・シン氏は「2ラウンドの途中でバッティングがあった。一瞬のことでレフェリーも気が付かなかったようだ」と説明した。

 思わぬ形で五輪の舞台を降りることになった成松だが、「大会期間は24時間中23時間ぐらいベッドの上にいてテレビとかネットでオリンピック観戦しまくっていた。多分、オリンピック選手の中で一番オリンピックを観戦した。オリンピックって本当に面白いなって思ったのが素直な感想」と振り返り、「若い人たちにオリンピックに出たいと思ってほしいし、目指してほしい」と願い、自身の今後については、詳細は明かさなかったが、「人の役に立てる人間になりたい」と明言した。

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2021年8月11日のニュース