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ドーピング騒動でJBC永田理事長が進退伺を提出「理事会で処分が決まる」

[ 2021年7月12日 16:58 ]

<井岡・JBC会見>JBC・永田理事長の発言に厳しい目を向ける井岡(左)(撮影・篠原岳夫)
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 日本ボクシングコミッション(JBC)の永田有平理事長(66)が12日、東京都内のホテルでWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=Ambition)とともに会見し、JBCのずさんな検査体制が原因となったドーピング疑惑騒動について、井岡に直接謝罪した。

 冒頭、JBCから井岡と井岡の家族に宛てた謝罪文を手渡した。永田理事長は検査体制に不備があったこと、情報漏洩、それも事実に反するものがあったことを改めて謝罪し、自身とと浦谷信彰執行理事がコミッショナーに対して進退伺いを提出したことを明かした。情報漏洩に関しては現在、第三者による委員会が調査を進めており、「私にも責任はあると思っている。調査終了した段階で理事会を開き、処分が決まると思う」との見解を示した。

 井岡は昨年12月に行った防衛戦で禁止薬物に陽性反応を示したなどと一部週刊誌に報じられたが、第三者による倫理委員会の調査でドーピング違反の事実はなかったと結論付けられた。
 井岡は日本プロボクシング協会に上申書を提出。また、日本外国特派員協会で会見するなど、JBCに対して「内容の伴った謝罪」を求めていた。

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2021年7月12日のニュース