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中谷正義は9回TKO負け…“最高傑作”ロマチェンコに完敗

[ 2021年6月27日 12:56 ]

ロマチェンコにパンチを浴びる中谷(AP)
Photo By AP

 プロボクシングのライト級12回戦が26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスのヴァージンホテルズ・ラスベガス「ザ・シアター」で行われ、元東洋太平洋ライト級王者・中谷正義(32=帝拳)は、史上最速で世界3階級制覇を達成した前世界3団体統一ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(33=ウクライナ)に9回TKOで敗れた。

 序盤からロマチェンコに主導権を握られ、何度も速い飛び込みからの左ストレートを浴びた。5回、クリンチをほどいた後の連打でダウンを奪われると、ダメージが蓄積した9回、ロマチェンコの猛攻に反応できず、レフェリーが止めると同時に右膝をついた。

 東洋太平洋王座を11度防衛した中谷は19年7月にテオフィモ・ロペス(米国)とのIBF世界ライト級王座挑戦者決定戦で判定負けし、一度は引退を表明。その後、帝拳ジムに移籍して再起し、昨年12月にフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に9回TKO勝ち。米国での2戦で評価を上げ、ノンタイトル戦ながらビッグネームとの試合にこぎ着けたが、チャンスを生かすことはできなかった。

 ロマチェンコは昨年10月にIBF王者ロペスとの王座統一戦で判定負けし、3団体統一ライト級王座から陥落。今回は8カ月ぶりの再起戦だった。今後はロペスとの再戦を希望している。

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