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井岡一翔と対戦した田中恒成「試合後の両選手が心から称え合えるように」 JBCに尽力求める

[ 2021年5月20日 15:47 ]

昨年12月のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで対戦した田中恒成と井岡一翔
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 プロボクシング畑中ジムの畑中清詞会長(54)と元世界3階級王者・田中恒成(25)が声明を発表した。19日に日本ボクシングコミッション(JBC)が昨年12月のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで実施したドーピング検査について、王者・井岡一翔(32=Ambition)に違反はなかったと結論づける倫理委員会の答申書を公表したことを受けての対応。畑中会長のコメントは次のとおり。

 「昨日のJBCの裁定は受け入れる。ただし、JBCの不手際がこの大混乱を招いたことは、大変遺憾に思う。永田理事長の話を聞くことはするが、我々が納得する説明があるかどうかによって謝罪を受け入れるか考えたい。あの日本ボクシング史上最高峰の試合を汚した罪は重い。今後、このような事態を繰り返さないためにも、この大混乱を招いたJBCの関係者は、しかるべき責任をとるべきだ。田中恒成はここからまた世界のベルトを目指して切磋琢磨する。ファンの皆さまの期待に必ず応えていく。また応援よろしくお願い申し上げます」

 田中恒成のコメントは次のとおり。

 「今回、JBCの不手際によって、このような混乱を招いた事は非常に残念です。大みそか、井岡選手と私の試合は間違いなく素晴らしいものでした。今後は公正、公平が守られ、試合後の両選手が心から健闘を称え合えるようにJBCは尽力してほしいです。大みそか、私が戦った井岡一翔選手は素晴らしいボクサーでした。現在、私はあの試合を経て、新しいボクシングスタイルを構築するために日々練習に取り組んでいます。これからの田中恒成のボクシングにご期待ください。応援よろしくお願いします」
 畑中ジムはJBCに質問状を送り、この問題を審理する倫理委員会のメンバー開示などを求めていた。

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2021年5月20日のニュース