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岩佐、4・3リオ五輪銅と対戦!王座統一の次は“悪童”ネリ「ぶっ飛ばしてやらないと」

[ 2021年3月17日 05:30 ]

WBA・IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦   WBAスーパー・IBF正規王者 ムロジョン・アフマダリエフ《12回戦》IBF暫定王者 岩佐亮佑 ( 2021年4月3日    ウズベキスタン・タシケント )

4月3日にムロジョン・アフマダリエフと王座統一戦を行うことを発表したIBF世界スーパーバンタム級暫定王者・岩佐
Photo By 代表撮影

 IBF世界スーパーバンタム級暫定王者・岩佐が16日、リモートで記者会見し、4月3日にウズベキスタンの首都タシケントでIBF正規王者でWBA同級スーパー王者のアフマダリエフと王座統一戦を行うと発表した。

 岩佐にとっては暫定王座を獲得した19年12月以来、1年4カ月ぶりの試合。「よく耐えたなという感じ。どアウェーですけど、フラストレーションも含めて爆発させようと思ってます」と意気込みを語った。

 対戦相手は16年リオ五輪の銅メダリストで、プロ8戦目で世界王者となった地元のスター選手だが、岩佐は過去に3度海外を経験しており、敵地での戦いに不安はない。昨年1月にはアフマダリエフがダニエル・ローマン(米国)を破って王座を獲得した試合を現地で生観戦した。「勢いはあったけど、コイツ強えなとは思わなかった。勝機はある」と攻略に自信を示した。

 勝てば正規王者昇格とともに2団体統一王者となり、今後の展望も大きく変わる。「もちろん、この試合に集中しているけど、勝ったら次は(WBC王者の)ルイス・ネリとやりたい。アイツはぶっ飛ばしてやらないとダメでしょう」と豪語。“悪童”を退治しての3団体統一にまで野望を広げた。

 ▽岩佐とネリ 17年8月、ネリは当時のWBC世界バンタム級王者・山中慎介を4回TKOで下して王座を獲得した。だが、禁止薬物に陽性反応を示し、18年3月に山中と再戦するも前日計量で体重超過し、王座剥奪。その後、問題を繰り返しながらも昨年9月にWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得した。岩佐はネリとの対戦はないが、11年3月にプロ9戦目で初黒星を喫した相手が山中で、敗戦をバネに世界王者に上り詰めた。

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2021年3月17日のニュース