“浪速のロッキー”長男がプロ転向 赤井英五郎「父を超えたい」

[ 2021年3月16日 16:41 ]

ボクシングの赤井英五郎(2019年撮影)
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 元プロボクサーで現在は俳優、タレントとして活躍する「浪速のロッキー」こと赤井英和(61)の長男・英五郎(26)がプロボクサーとしてデビューする。今年1月から名門・帝拳ジムに所属し、2021年度東日本新人王予選でデビューする予定だ。16日に電話取材に応じた英五郎は「同じ道を選んだからには父を超えたい」と抱負を語った。

 小学6年から米ハワイに留学。小中学時代はラグビー、高校ではアメリカンフットボールに取り組み、大学進学後にボクシングを始めた。ただ、キャリアのない英五郎はほとんど試合ができなかったため、15年に休学し、日本でライセンスを取得。日米を行き来しながら国内大会に出場した。18年に大学を卒業して帰国。19年11月の全日本選手権で東京五輪出場の夢が絶たれ、プロ転向を決意したという。

 ボクシングを始めたた理由は「やってみなければ才能があるかどうかも分からないから」。2012年、高校2年だった英五郎はロンドン五輪での村田諒太や清水聡の活躍、そして2020年東京五輪開催決定のニュースに触発され、ボクシング転向を考えたことがあった。

 「将来の進路を考えていた時期。勉強はいつでもできるけど、体を動かすのは若い時しかできない。プロとアマの違いも分からず、8年あれば、東京五輪に間に合うと思い込んでいました」

 当時は高校を中退することを反対されて断念したが、心に灯った火は消えることなく、大学はボクシングジムに通える環境も考慮してロサンゼルスのウィディア大を選んだ。五輪出場の夢は果たせなかったものの、昨年2月に左手首を手術し、プロデビューに向けて準備を進めている。

 「同じ道を選ばない選択肢もあった。父のことを尊敬している分、自分の中ではコンプレックスになっていたんだと思う。赤井2世とか、赤井ジュニアとか…それを取ったら自分の存在意義がないような気がして。だから、父の夢を叶えるじゃなくて、父ができなかったことを自分の手で成し遂げたい」

 強い決意を胸に秘め、英五郎は父が2度挑戦して果たせなかった世界王者への道を歩み始める。

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