×

東京五輪代表の森脇唯人、井上岳志とヘッドギアなしでプロアマ対決!

[ 2021年2月11日 17:52 ]

ボクシング・チャリティーイベント「LEGEND」 ( 2021年2月11日    東京・国立代々木競技場 )

<チャリティーボクシングイベント「LEGEND」>エキシビジョンマッチを行う森脇唯人(左)と井上岳志(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 エキシビションならではのプロアマ対決が実現した。世界挑戦経験を持つWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者の井上岳志(31=ワールドスポーツ)と東京五輪ミドル級代表の森脇唯人(24=自衛隊)が、3分×3ラウンドのスパーリング形式で対戦。高校と大学の先輩後輩で、新型コロナウイルス感染拡大前はスパーリングもよく行っていた2人が、ヘッドギアを着けずにリング上で相まみえた。

 森脇はスピードとフットワークを生かし、高速ジャブやフックを披露。一方の井上岳は距離を詰め、フィジカルの強さで押し込みつつ、パワーあふれるパンチを振るった。1ラウンドにはバッティングで井上岳が左まぶたから出血し、3ラウンドには井上岳の右が森脇にヒットするシーンも。14オンスのグローブとはいえ、重量級のパワーとスピードで観衆を湧かせた。

 森脇はヘッドギアを着けなかった理由を「着けることで“やっぱりアマチュアじゃん”と言われるのは嫌だったし、少しでも顔を覚えていただけるように」と説明。コーチには反対されたが、出場したアマ3人ともヘッドギアを着けないことを確認しあったという。井上岳との手合わせは1年ぶり以上だったが、アマチュアの強化合宿では接近戦を練習する機会もないとあり、「学ぶべき点がやっぱりある。海外にもあれくらいのフィジカルの選手がいるし、あれをさばく展開をつくらないと」と汗を拭った。同じく3分罰3ラウンドのK―1選手との手合わせにも興味を示す一方、東京五輪については「仮になくても次の(24年)パリ五輪もやるつもりだし、練習するだけ」と話した。

続きを表示

2021年2月11日のニュース