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ジャイアント馬場さん23回忌に弟子ズラリ集結 天龍あいさつ、カブキ「追悼舞」披露

[ 2021年2月4日 20:56 ]

<ジャイアント馬場23回忌追善興行>試合開始前にあいさつをする天龍源一郎(撮影・篠原岳夫)
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 1999年1月31日に61歳で亡くなった伝説のプロレスラー、ジャイアント馬場さんの23回忌追善興行が4日、東京・後楽園ホールで行われた。

 大相撲からスカウトされた天龍源一郎のあいさつでイベントはスタート。第1試合終了後には「東洋の神秘」ザ・グレート・カブキがヌンチャクでの「追悼舞」を披露し、おなじみの緑の毒切りを吐いて天国の馬場さんに捧げた。この日はグレート小鹿、淵正信、大仁田厚、越中詩郎、大森隆男ら馬場さんの弟子に加え、テン・コジ、諏訪魔、鈴木みのるらが、馬場さんが目指した「明るく、楽しく、激しい」プロレスを展開した。

 「2・4」は82年に東京体育館でスタン・ハンセンとのPWFへビー級選手権を懸けた名勝負が行われた日。第3試合では当時のVTRが場内のスクリーンで再現され終了後は選手、関係者がリングに集結。丸藤正道、川田利明、佐々木健介、太陽ケアに加え、スタン・ハンセン氏、ドリー・ファンクジュニアPWF会長のビデオメッセージが紹介され、追悼10カウントが鳴らされた。

 コロナ禍で来日が叶わなかったハンセン氏は「ミスター・ババと初めてシングルマッチをやった2月4日、それも同じく木曜日にメモリアルマッチが開催されることは私にとって、すごく運命的なことと感じています。彼は握手だけで契約ができた信頼できる男だった。彼との試合は一緒忘れない。ミスター・ババ、ありがとう」とメッセージを送った。

 当時世界最高峰のNWA世界へビー級のベルトを日本人で初めて巻き、2メートル9の長身を生かした16文キック、脳天唐竹割り、河津落とし、ランニングネックブリーカードロップ、椰子(やし)の実割りなどの必殺技で「世界の馬場」として君臨。輝かしい功績を残した国民的スターは永遠にファンの心の中で生き続けている。

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